アート

奥能登芸術祭2023

【アレクサンドル・コンスタンチーノフ:珠洲街道五十三次】

※以後【】内は作家名:作品名

先日から開かれたこの奥能登芸術祭は、夏から開催される予定だったのですが、2023年(今年)の五月五日に大地震に見舞われて甚大な被害を受けてしまいました。

開催中心地の珠洲市は特に被害がひどく延期をよぎなくされ、様々な場所の復旧作業を経て9月23日から開催際されました。

【佐藤悠:おはなしの駅 すず】

娘と自動車で現地を訪れたのですが、地震で屋根を損傷したらしいブルーシートを被せた古い家があちらこちらで見られました。

【塩田千春:時を運ぶ船】

道路は比較的整備されて山間でも広い道が多くて走りやすいのですが、地震による地割れや土砂崩れのため、片側通行の応急処置が施され、ようやく目的地にたどり着けるという状態でした。

【浅葉克己:石の卓球台第3号】

数年前に空港が開設され、観光地として注目を浴びて来てはいますが、過疎の進んだ町中に設置された芸術祭作品会場の多くは、廃校になった小学校や、保育所、古民家ばかりです。

【坂茂:潮騒レストラン】

他の芸術祭会場と比べても多いなと思った会場は、廃線になった線路や駅などです。そして現在の地元の方々の公共の移動手段は、バスのみになってしまっています。

【ファイグ・アフメッド:自身への扉】

ただ、この芸術祭の期間中はアートバスが運行されていて、最短二日間で48か所すべての会場が回れるシステムになっています。

【奥村浩之:風と波】

デジタルのパスポートも販売されていますが、私は紙のパスポートを購入してスタンプを押しながら会場を回りました。

【スズ・シアター・ミュージアム】

スタンプラリーのアナログな楽しさもいいものです。

お遍路さんにちなんだのか、開場は48か所あります。私は観光スポットも兼ねてゆっくり巡ったので、三日間で32か所のスタンプを押すことができました。

【アナ・ラウラ・アラエズ:太古の響き】

ここ数年でいろいろな芸術祭を訪れましたが、今回は凄く頑張ったので最多です。

【弓指寛治:プレイス・ビヨンド】

能登半島は観光地でもあるので、道の駅や寄り道パーキングというスポットもいろいろ巡って、震災によって被害を受けながらこの芸術祭開催にこぎつけた地元の方々を少しでも支援できればという思いから、普段の旅行よりもかなりいろいろなお土産を買ったりしました。

【アレクサンドル・ポノマリョフ:TENGAI】

各会場でもユニークなスタッフやおばちゃんたちに出会うことができ、楽しいお話を伺うことができました。

【ラグジュアリー・ロジコ:家のささやき】

のんびりとした能登の山々の風景や広々とした海のうねりは、何処にでもあるようでいて能登にしかない味わい深い景色で、わすれることのできない旅になりました。

【トビアス・レーベルガー:何か他にできる】

 

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