手抜き生活

魚松のあばれ食い

滋賀県に魚松(うおまつ)という松茸と近江牛が好きなだけ食べられる店があります。店のキャッチフレーズは「一生分の松茸が食べられる。」とか「あばれ食い。」といったもので、かなり強烈です。

初めて行った時は「一生分なんて嘘くさいな。」と思っていましたが、食べ放題根ニューの「あばれ食い」を頼むと先付には松茸の佃煮、松茸の土瓶蒸し、松茸ご飯に松茸のすき焼きでマツタケ尽くしです。最後にデザートもつきます。

すき焼きの霜降りの近江牛は、鍋が一杯になるくらいに山盛りの霜降り肉を入れてくれます。次にこれもまたてんこ盛りの野菜と松茸が出てきてびっくりです。

でも、隣で食べていたテーブルの人たちの所にお店のお姉さんが持ってきたお代わりの松茸を見て仰天しました。直径50センチほどのザルに山盛りの松茸をわしづかみにしてぼこぼこと鍋に投げ入れるのです。

近江牛も同様にお代わりを頼むと、それ以上はやめてと言いたくなるくらい大量に投入してくれます。

これで一人7000円は決して高くないなと思います。子どもたちは大喜びで次々とお代わりをして十分元がとれそうです。

夫はこのコスパの良さが気に入って、今まで数回この店にきましたが、この冬と夏に来たときは茹でた松茸でした。もちろん香りはいいのですが、生の松茸を煮て食べるのとは食感も味も格が違います。

秋になり松茸の初物が出始めると、さっそく「行くぞ!」と勇んで出かけました。私は食べ放題が苦手なので、以前の2回分くらいはパスして出かけず、次の2回は「あばれ食い」にせず単品の牛肉うどんなどにしていました。

今回は久しぶりに暴れ喰いにチャレンジしました。たくさんは食べられませんでしたが、秋の味覚を満喫しました。

食べ終わって店を出る時は、なぜが全員くじ引きができて結構な頻度で当たりが出ます。私はお土産に松茸を買ったので、5回引かせてもらいましたが全部はずれでうまい棒をもらいました。でも、夫は一回で大当たりが出て、ミカンゼリーの大きな箱のセットがもらえました。

更に最後に全員一袋ずつお土産がもらえます。中にはいろいろな食品が入っています。広大な土地に百席ぐらいある店舗、従業員もたくさん、おまけにこんな大判振る舞いで利益が出るのだろうかといつも不思議に思います。

お店に来た人は、お土産に持ち帰った真っ赤な紙袋を見せながら知り合いに話して口コミで広がったり、SNSに書き込んで話題になって流行ったのかもしれせん。この赤い紙袋のお土産は宣伝費と考えれば、回り回って商売繁盛につながるのでしょう。

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