ガーデニング

手抜きガーデニングの極意!…長くガーデニングを楽しむ3つのコツ…その3

このテーマでその1「毎日の水やりに自動で行う灌水装置を取り付ける」とその2「身の丈に合った重さ・高さ・広さを考える」のコツを書いてからずいぶん経ちました。その3のイメージはあるのですが、文章を書くのが苦手な私には考えをうまくまとめられなくて時間がかかりました。

【長くガーデニングを楽しむコツ3】自分のモチベーションを長続きさせるシステムを作る

どんなに大変な状況であっても、自分のモチベーションが高いときは、土砂降りの中だろうが寒風吹き付ける場所だろうがガーデニングは楽しいものです。でも、生活に追われ最低限のことで精一杯で、気づくと玄関の植物が枯れていたなんてことが続くと「こんなきたないものを玄関に放置しておくくらいなら、いっそ何にもない玄関の方がすっきりしていいかも」とガーデニングへのモチベーションを失ってしまいます。それでも、私が今までどうにかモチベーションを維持してきたのは、何がポイントだったのかを振り返って、3つのシステムをつくることにまとめてみました。

①家の中にいても目に付く窓辺やベランダに常に植物と水を置く。

挫折をくりかえす中で「今度はあの場所にあの花を植えてみようかな」という気持ちが復活してくるのは、だいたい仕事がお休みの日にリビングでくつろぎながらお日様が当たる窓辺を何となく眺めている時です。ふつふつとガーデニング魂がよみがえってきます。太陽の光は人間に活力を分け与えてくれる力があるんだなあと思います。すでに枯れかかっている心を復活させるのですから、しばらく水やりを怠っても大丈夫な多肉植物がいいかもしれません。そして、気づいたときにいつでも水やりできるように、隣に水やり用の入れ物を一緒に置いておきます。こんな単純なことシステムとは言えないかもしれませんが、一度ガーデニングの楽しさを味わった人の心には、窓辺の鉢植えを通して庭の植物たちが呼ぶ声が必ず届くのです。

②毎日のルーティンの中にガーデニングを組み込む

私は毎朝ウォーキングをしています。朝5時半前後に目を覚まし、歯を磨き身支度をして外に出るとストレッチをします。始めはその後すぐ歩き出していたのですが、その前に3分間ガーデニングを組み込むことにしたらとても調子がいいのです。玄関周りの落ち葉掃除、雑草取りや花柄つみなどたった3分でも毎日続けるときれいな玄関周りが維持できて気持ちいいです。これでモチベーションを上げて、ウォーキングの後1時間くらい本格的にガーデニング作業をします。他には、毎日玄関から駐車場へ行く途中にはさみを置いておくのも効果があります。(外部の人からは見えない場所に)途中に置いてある植物でつるが伸びすぎになっていたり気になる部分があると、その場ですぐ処理できます。私はなんでもすぐ忘れてしまうので、毎日通る場所に邪魔になるくらいな感じに必要なものを置いておくようにしているのですが、その一例です。ちなみに子どもが小さい頃使っていたはさみを庭や家の周り4か所に常備してあります。また、切るのを3つまでというルールにしておかないといけません。ここもあそこも切らなきゃ…とモチベーション上がりすぎで、何をしに外へ出たのか忘れてしまうのは私だけでしょうか。

③育てる楽しみをコンスタントに味わえる時間・場所・道具をキープしておく

以前本物よりも本物らしく上品で美しいフランス製の造花にハマったことがあります。花びらに露などもついていたりして、見ているとうっとりします。でも、そう感じるのは2週間くらいであとは魅力を感じなくなって、毎日目にする場所にあってもその存在を忘れてしまうのです。たまに来客があって大輪の牡丹の造花を見て「すごいですね。これ本物ですか?」と聞かれると、そこにあったことを思い出すという感じです。ずいぶんたくさんその造花を買いましたが、やはり花は朽ちるからこそ美しいし、小さなパンジーの苗が、だんだん育って花をいっぱい咲かせたときの喜びとは違うんだなと思います。

下に植物を育て増やすために、私がキープしているポイントをまとめました。

ア 「いつ」やるかを考えて逆算して時間を確保しておく。例えば、パンジーの苗を10月初旬に買いに行く時間、翌週鉢に植え替えて壁掛けプランターに置く時間、その2週間後に肥料をやる時間です。すると冬になる前に、花をたくさんつける大きさに育つという具合です。

イ 「どこで」植物を育てるか場所をキープする。私は、種から育てたり、まだ花がついていない植物は、家中で一番日当たりと風通しがいいけどだれも来ないベランダで養生させることにしています。狭い家でもさがすとそういう場所は案外あるものです。

ウ 上記の(ア)をストレスなくいつでも簡単に取り組めるように「道具や材料」をキープする。下の写真は、(イ)のベランダで苗を育てるシステムです。横長トレーに直径15㎝の鉢が4つずつ入り、自働灌水するので成長するまで放っておけます。トレーは少し傾斜が付けてあり、水はトレーの下側に向かって流れ、余分な水はトレーの下側に開けた穴から流れ出ます。ここで最大40鉢を育てられます。

今までブログで書いてきたことは、ガーデニングをちゃんとやっている方にとってはかなりの邪道な方法ですが「手抜きで長く」を主眼としているのでご容赦頂ければ幸いです。

 

 

 

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