手抜き生活

ホテルインディゴ犬山有楽苑と二つの国宝 ~如庵と犬山城~

如庵は、織田信長の弟で、戦国武将でもあった織田長益(織田有楽斎・おだうらくさい)が作った茶室です。現在国宝に指定されている三つの内の一つで、お茶に興味のある人にとってはいつかは行ってみたい茶室の一つです。

犬山城は室町時代に建てられた城で、これも国宝になっている五つの城の内の一つです。

この二つが同時に楽しめるところが愛知県犬山市で、ホテルインディゴに泊まると二つの国宝を所有する城主のような気分が味わえます。

ホテルのエントランスに向かって車を乗り入れると、竹林の中を抜けていくように竹が植栽されていて、広々としているのに自然の中に入り込んでいくような楽しさがあります。玄関を抜けロビーに入ると、全面がガラス張りになった向こうの丘の上に犬山城が構えていて、最高の景色です。

犬山の伝統技術や祭りなどをモチーフにしたインテリアは、和のテイストを感じながらも、モダンな佇まいで、初めてこのホテルに入ってくる人たちは「わあ、素敵。」と言いながらぐるぐる回って、その美しさを堪能しています。

ホテルは4階までで小ぢんまりとしています。自分が泊った部屋は、3人用のスイートで、息子たちが泊ったのはツインでした。どちらの部屋からも、ベランダに出れば犬山城を眺めながらベランダソファでくつろぐことができます。

ホテルのグランドオープンからまだ一か月ほどなので、新しくてきれいなのはもちろんですが、部屋の中のインテリアもとてもおしゃれで落ち着きます。

温泉もあるので、部屋に置いてある浴衣と下駄で温泉に出入りすることができるので、温泉旅館のいい面も味わえます。温泉は屋内浴場と露天風呂があり、露天風呂でも竹が植えられた庭を眺めながらゆったり湯につかることができます。

朝食付きのプランで、レストランからもお城とホテルのモダンな池や庭を眺めながら食べられます。和食と洋食が選べられるので、私は和食を注文しましたが、ビュッフェ会場にもなっているので、前菜的な物や洋食的なメニューも取り放題でお昼ごはんが食べられない位贅沢な内容でした。

ホテル敷地の南側には有楽苑という日本庭園があり、その中に如庵があります。宿泊者はルームカードを提示すれば無料で入園することができます。如庵の有楽窓や壁に貼られた和紙などを見学した後、茶室で薄茶を頂きます。お菓子は「有楽の風」というお饅頭でとても美味しく、目を閉じて如庵の中でお茶を頂いているイメージでいただきました。

SNSなどでは、ホテル通の方がこのホテルインディゴに泊まった時の感想を書いていることがあり、スタッフが慣れていなくアタフタしているという事を書いていました。自分が滞在した時は、スタッフの方はみんなにこやかでとても親切でした。ホテル通の方は求めるレベルがかなり高いのかもしれません。

しょっちゅう泊まれるほどお安いホテルではありませんが、自分にはとてもいい思い出が作れ気持ちのいい滞在ができた二日間でした。

\クリックして応援してね!/
にほんブログ村 ライフスタイルブログ 暮らしを楽しむへ