国内と海外ではどちらかというと．．．断然海外旅行に心がときめきます。学生時代に行った海外でのきらめく思い出を胸に、いつか海外旅行に行きたいなあと思いながらはやウン十年。
そんなことを娘の前でつぶやいていたら「いつか・・・したい。」と思っているだけでは実現しないよ。そう言って一冊の本を紹介してくれました。一昔前のベストセラーなので、ご存じの方も多いかと思いますが「ザ・シークレット」という本です。
ちょっと眉唾だなあ・・・と思いながらもやってみることにしました。お風呂に入るときに、まず、電気を消して目をつむり行ってみたいモルディブの海を思い浮かべます。そして「ああ、私は本当にモルディブの海に来ているんだ。なんて気持ちいいんだろう！」と本気で自分がそこにいることを信じるのです。ここのところが結構難しくて、せっかくその気になってきても、つい「明日、犬の餌を買いにいかなくっちゃ。」とか雑念がよぎると、モルディブが遥か彼方に行ってしまいます。
慣れてくると、お風呂上りはモルディブ帰りみたいな感じで、輝く太陽と青い海を本当に満喫した気分になれるようになりました。1年間くらいそのマイブームは続いて、もう南の海は十分だなあという感じで、いつの間にか忘れていました。
昨年家族でフィリピンのエルニドというエリアのアプリット島へ行きました。モルディブだったら一泊ウン十万もしそうな憧れの水上コテージに格安で宿泊できました。
部屋のバルコニーから続く階段を下りて、サンゴ礁の広がる海に泳ぎ出ていくのは最高です。幸せな気分で泳いでいると、ああ同じ感覚を前に何度も味わったなあ、どこだったかなあ・・・と考えてみたら、我が家のお風呂でした。だからといってその価値が下がるわけではなく、自分がもう1年間くらいその島で暮らしているような感覚になれました。
次は、ヨーロッパの遺跡の中にあるような街に行ってみたいなあと思っています。今夜は、マルタ島とかの写真をたくさん見てから、お風呂のスイッチを入れます。
