アート

2022ニューイヤーコンサート

昨年秋ごろからコロナの猛威が衰えて来ていたので、今年こそはという思いでニューイヤーコンサートのチケットを買いました。

直前で一緒に行くことになっていた妹が仕事の関係で行けなくなり、近々ではオミクロン株の脅威も迫ってきているという状況だったので、やめようかと思ったのですが、ネットで調べたらチケットは大人気で完売、余ったチケットで息子も行ってみたいというので行くことになりました。

チケット購入は妹に任せきりだったので、どんな曲目なのかも確かめてなかったのですが。ニューイヤーコンサートなので、ウィンナーワルツなどの華やかな新春らしいラインナップかなと思っていました。けれども、ドブォルザークの曲を演奏するらしいというので、がぜん楽しみになってきました。

中学一年生の頃、音楽の授業で初めてドブォルザークの新世界を聴いたときは、クラシックなど全く興味のない自分でさえコマーシャルでサビ部分は聞き覚えがあるものでしたが、全体の迫力のある曲想にとても感動したのでした。思春期の入り口だったので、親が選んだ歌謡曲ではなく、自分が選んだ曲を自分の部屋で聞きたいという欲求が芽生える時期でもあり、ためていたお年玉でレコードプレーヤーを買いました。そして、残りのお金で新世界のLPレコードを買い、それだけではお金がなくなってしまったので他のレコードが買えず、ずっと新世界だけを何度でも繰り返し聞いていました。特に第四楽章は、迫力のある旋律やサビが連続して演奏されるので、聞いているうちにどんどんテンションが上がっていくのが気に入り、何百回も繰り返し聞いたものでした。

ニューイヤーコンサートは大阪交響楽団によるもので、演目は「序曲『謝肉祭』イ長調 作品92」、チェロ協奏曲ロ短調 作品104、交響曲第9番ホ短調『新世界より』作品95 というドブォルザークてんこ盛りの内容でした。

二曲目の協奏曲の独奏チェロは佐藤桂菜さんという、現在ジュリアード音楽院奨学生の3年生の方で、大府市の出身です。中学校卒業後からアメリカの音楽学校へ進学したそうです。学生といっても、音楽大学の最高峰のジュリアードの奨学生とあるだけに、オーケストラをリードして、チェロの柔らかく美しい音色の素晴らしい演奏でした。

コンサートのパンフレットに載っている演奏者のプロフィール写真は大抵別人?と思うほど美化された写真が多いのですが、佐藤さんは写真以上の美形で、演奏中も彼女の姿にうっとりした人も多いかもしれません。実力もあるので、これからもどんどん活躍していく人なのでしょう。

久々に第一楽章から第四楽章までフルで楽しんだ新世界は、また自分にとって身近でお気に入りの曲として復活していきそうです。

 

 

 

 

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