手抜き生活

岡崎 鮎めし街道

数年前からのかき氷ブームをきっかけに、愛知県岡崎市近辺のかき氷街道が話題となり、メディアでもよく取り上げられたので、かき氷街道という名前は知っていました。

でも、岡崎には鮎めし街道というのがあるということをごく最近知りました。パンフレットを見た夫は、鮎と五平餅が大好物なので、どうしても行きたくなるのも無理はありません。

街道沿いに6件の店が紹介されていましたが、大松滝山荘を予約して行ってみました。休日は結構込み合って時間がかかるからということで、予約を入れたのですが、道々鮎めし街道を目指しているような車はほとんどなく、本当にお客さんはいるのだろうかという感じでした。でも、店に到着すると車がいっぱい駐車されていたので意外でした。お店はかなり広くて和庭園を眺めながらゆったりとした席でいただけます。

鮎の洗いやみそ田楽、唐揚げなど鮎専門店でよく見かける鮎尽くしでしたが、どれもひと手間加えられており、上品な仕上げで大満足でした。特に唐揚げは、画像のように鮎の両面から切り込みを入れて内側までカラッと揚げられて、とても美しい上に美味です。

追加で頼んだ五平餅は、棒を入れると30センチくらいの巨大なもので、何やら餅がごつごつしています。よく見ると、鮎の塩焼きの形を真似て餅を作ってあるようです。これも、豪快でみんなで分け合いました。

店内には画家の斎藤五郎さんの作品があちらこちらに展示してあり、料理の下に敷く紙マットも、斎藤さんによる百合の群生の水彩画でした。

混んでいたので、店の山側の方にある駐車場に止めたのですが、そこから眺める景色は山に囲まれた盆地が広がりとてものどかです。そのすぐ脇に石積みの塀がずっと続いていて、看板があるので読んでみると、江戸時代の当地のお百姓さんたちがイノシシの害に大変困り、40キロに渡って石積みの塀を作ったとあり、文化財指定がされています。

当時は、簡単に扱える鉄条網などもなく、身近に手に入る石で塀を作るしかなかったのだろうと思いますが、大変な労力だっだだろうと思います。

街道沿いにはあと五件の店があるので、ひょっとしたら夫は休みごとにここを訪れ全店制覇を目指すのかもしれません。

 

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