静岡県沼津市にあるクレマチスの丘に行きました。半年前にも行った時は、クレマチスは咲いていませんでしたが、秋のバラを楽しみました。
この5月、我が家のクレマチスも満開を過ぎてそろそろ散りそうなので、今回こそはと訪れたのですが、意外にも種類によってはつぼみの苗もいくつかありました。
でもさすがにクレマチスを売りにしているガーデンだけあって、一重の花、八重の花から可愛らしい鈴蘭形まで多種多様です。
イタリア人彫刻家ヴァンジの作品が所々に設置された広大な庭を散策しながら、美しいクレマチスと香りのいいバラを満喫できます。
私がこの庭園で特にいいなと思うのは、クレマチスと下草がセットで植えられている展示法と、庭園の一角にあるカフェです。
クレマチスを這わせるためのラティスポールには2種類ずつクレマチスが植えられて、それぞれの花の個性を主張し合い、その根本の下草はクレマチスを引き立たせるように、様々な植物が植えられています。
自分は結構植物を知っている方だと思うのですが、この素敵な下草はなんだろう見たことがない、というようなものが沢山あります。
カフェは、ガゼボ風に鉄製のラティスで囲まれた空間で、焼き菓子とハーブティーなどがセットで千円でいただけます。
ちょっと奮発していただきましたが、本当に贅沢でこの時期にしか味わうことの出来ない爽やかなひと時を過ごすことができます。
お茶には、小さな一輪挿しに生けられたクレマチスが一輪ずつ添えられています。
最後になりましたが、今回の美術館での展示は「小さな彫刻 駒形克己」展でした。
グラフィックデザイナーとしての仕事や、絵本作家として紙の造形美を立体的に生かした作品などが素敵でした。
