お盆に家族で一宮に行きました。愛知国際芸術祭での塩田千春さんの作品会場へ向かうと、再び失敗に気づきました。一宮会場は月曜休みだったのです。
先日息子が常滑会場に行ったら、水曜休みで作品が見られなかった、芸術祭に休みがあるとは思ってなかったので調べずに行って失敗したと言っていたので、一宮会場もその時調べて月曜だなと確認したはずなのに、お盆ボケでやらかしてしまいました。
ラッキーなことに、塩田さんの作品会場は、アウトドアショップとテイクアウトドリンクの店が併設されているため、トンネルのようになった作品の内側まで入り込んで鑑賞することはできませんでしたが、観ることはできました。一宮は、戦前戦後と毛織物産業で栄えたところです。今回の塩田さんの作品はなんだか朱色がかった糸だなあと思っていましたが、毛織物の工場だった場所や歴史的な関りから、毛糸を使っているのだそうです。
だからなのか、単に赤い糸の重なりからくる空間の層の中に、毛糸特有の毛羽が糸から少しずつ出ているので、赤いもやがかかったような空間になっています。
そして糸のジャングルの中には、機織りに使われていた糸巻きなどが宙づりになっています。
奥の部屋にも作品があり、巨大な織機のいろいろなところと天井の古い廃線器具などがつながれていたりします。
この赤い糸の作品は、通常アートなどとは関わりのない生活を送っている人にとってもインパクトがあるので、ラインで写真を友達に見せるとぜひ見に行きたいと言っていました。また、今度一宮の作品を見に来るきっかけになるかなと思いつつ家路につきました。