旅行

台湾 その3 ~B級グルメ~

その1,その2では6年半前の台湾の思い出を綴ってきましたが、今回は2年前に行った時の思い出です。私を入れて3人の仲間で行ったのですが、Mさんは台湾通で以前は半年に一度は家で食べるための食材を買出しに来ていたといいます。Yさんは若いころ香港が好きすぎてついに移住してしまった人で、北京語が少ししゃべれるし当然台湾にも何回か来たことがある強者です。3回目の私などペーペーなのです。

上の写真は、台湾についてまず最初に行った問屋街の入り口付近にある麺のお店です。何で出汁を取ってあるのか分かりませんが、透明なのにすごくおいしいのです。さっきも書いたように、彼女らが目的とするところは観光地ではありません。「乾物を買うときは○○問屋街で、お茶を買うときは××問屋街に行く。そこからは△△通りが近いから◎◎のおいしいカフェで休憩する。」という感じで土地勘がある程度頭に入っているから無駄なく買い物三昧ができるのです。ブランド品が買える中心街などは見向きもしません。

タクシーが安いのでよく乗ったのですが、必ずMさんが助手席に乗り、前もって準備してあった目的地を書いたメモを見せるので、迷わず目的地に着きます。すごいなーと感心しつつ私は二人の後をはぐれないようについていきます。二人はこの町に住んでいるのじゃないかと思うくらいスタスタと行ってしまうので、写真一枚撮るのも「ちょっと待ってて」と言わないと、振り向いたら一人ぼっちということが何度もありました。

Mさんは、お目当てのエビ、貝柱や得体のしれない乾物を大量に買い、Yさんはシイタケを乾燥させたスナック菓子を探していますがなかなか見つかりません。私は娘に頼まれたお茶の店に行きました。店と言っても問屋のようにグラム売りなので、気を付けないととんでもない値段になってしまいます。台湾人はお茶にこだわりがあり、グラム数百円から数万円までピンキリなのです。普通の値段でも新鮮でとても香りのいいお茶が買えます。

ビルの角には下の写真のような半分屋台のような店がたくさんあって、スナック的な食べ物などが売っています。Mさんは以前来たときこれがおいしかったと言って胡椒餅を買いました。スパイスが効いたみっちり固い肉まんのようなものでした。

でも、ちょっとつまむものでもカフェでお茶を飲むのも控えめにしなければなりません。それは、何よりも楽しみにしている食事がおいしく食べられなくなるからです。「○○のガチョウ料理は絶対食べたい、あとは××の北京ダックと△△の豆腐粥と...。」と食べるものに対しては妥協がありません。おかげで、日本の中華料理店では見たことがないような料理が食べられました。

上下の写真は有名な老舗のお茶屋さんです。お茶を買ったMさんはプレゼントだと言って書をもらいました。??という感じですが、欧米人は喜ぶのかもしれません。

このときは、ホテルと飛行機がセットになったツアーの方が安いので、HISを利用して行きました。ホテルには朝食がついていたのですが、食べるために台湾に来た私たちなので、2日とも話題の朝粥の店に行きました。朝から地下鉄で移動できるようにするため、中心街のホテルを選んだのです。

名所にはいかなかったのですが、夜市には行きました。さつまいもを蒸かしたものが入ったあまい飲み物やかき氷など、その後日本でも台湾スイーツとして話題になったものなどを食べました。6月だったのですが、あまりの暑さと人ごみに酔ってしまいそうでした。当時Mさんは病み上がりで、私が気を付けてあげなきゃと思って来た旅行ですが、ヘロヘロになったのは私の方でした。

翌日は海鮮や生ものも売っている市場に行きました。その場ですりつぶして作っているゴマペーストやココナッツペーストがおいしそうで買ってみました。その後、「世界で最もクールな百貨店」に選ばれた「誠品生活」に行ってみました。日本の無印良品によく似た感じで、シンプルでおしゃれな生活グッズや衣類・食品なども売っていました。値段は日本と変わらないくらいですが、楽しめるデパートです。ここで買った「ガチョウの油」は、炒め物に使うとコクと香ばしさが出てとても美味しかったです。

一回くらい高級な中華料理を食べようということで、予約をして行ってみました。それぞれが自分の食べたい料理をメニューから選んだのですが、私は「なんでもいいから選んで」というと「あんたは、それだからいかん!まーちっと自分の食べたいものを主張したらどうだん。」とすごい名古屋弁で叱られました。それならとおいしそうに見えたイカの天ぷらを頼んだのですが、結局頼みすぎで大量に余ってしまいました。日ごろから食に対してもっと真剣にならなければと二人を見て反省したのでした。

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