自分には数年に一度お裁縫ブームがやってきます。のぼせ上って小物や服などいろいろな物を作るのですが、素人なのであまりの下手さや、どこか失敗すると作りかけで匙を投げて一式をしまい込んでしまいます。
ここ十数年は、そんな自分のパターンが分かっているので、手を付けないようにしていました。でも、自分にとって初の着物ブームが到来すると、着物用の小物を作りたくなってついにミシンを倉庫から出してきてしまいました。
昔山の様に買い溜めた端切れや、百均の手ぬぐいなどで半襟を作ってみました。最初は、襦袢(ジュバン)に縫い付けるための細長い生地を作るだけでしたが、ユーチューブで超簡単な「うそつき半襟」の作り方を見つけて作ってみました。
これは、半襟用の布を少し厚めの生地と一緒に筒形に縫います。筒の幅は、ちょうど衿芯が入る幅にしておいて、付けたとピシッとするようにします。その後は背抜き用の細長い布と、衿の両端に締めるための布を縫い付ければ出来上がりです。
百均で、濡らして首元を冷やすためのクールタオルが売り出され始め、ドラえもんの柄で作ってみました。本体そのものはとても簡単なのですが、ちょうど衿がたくさんみえる部位にドラえもんの顔が来るようにするのにはとても苦労しました。
このうそつき半襟は幅が狭いので、少し着崩れると「うそ」がばれてしまうので、浴衣などの摩擦が強くて衿がずれにくい着物に使うと上手くいきます。でも、着付けそのものや体に合っていないきものだととても苦労します。
まだまだ着崩れせずに着こなすことができない初心者ですが、大いに着物生活を楽しんでいます。