健康づくり

怪我 ~その1:弁慶の泣き所~

今朝久しぶりにウォーキングをしました。「ああ、やっぱりまだ痛みがあるなあ。」リズミカルに歩き出したとたんに、左足の親指第一関節に痛みを感じました。

3週間近く前の雨の日、お寺の石の階段を下りている時に足を滑らせてしりもちをついたのです。目打ちがしてあって凸凹で滑らなさそうに見えますが、表面部分は参拝者の足でつるつるに磨かれていたのです。

ほんの数分前に通った所にも滑りそうな石橋があって、以前訪れたギリシャのパルテノン神殿に行った時、地面がほとんど石でつるつるになっていて、おばさんが数人すべって転んでいたという話をしていたばかりでした。自分もおばさんのくせに、自分は大丈夫だと高をくくっていたのでしょう。

ちょうど弁慶に所縁のあるお寺だったので、スネではなく足指でしたが、弁慶の泣き所的な災難でした。

滑った瞬間は、反射的に背中を守るために柔道の受け身のような感じで、右半身全体に体重が分散するように転びました。思ったほど痛くなくて、大けがにならなくてよかったとホッとしました。ところがまた歩き出すと、ほどなくその反対側の左足の先が痛み出したのです。

「右側のおしりをぶったのに、左足が痛いのは何でだろう。」と言うと、ころんだ瞬間を見ていた息子が、左足の先にポールが立っていて、グキッという感じで当たっていたというのです。自分は滑った足の方ばかりに気を取られ動顛して、ポールに当たったことさえも気づいていませんでした。

幸いだったのは、右のしりもちをついた側は傷やあざなどもできず、数日間の筋肉痛で済んだことと、左足の親指の母指球は痛めなかったので、ゆっくりなら歩くことができたことです。でも、指先はみるみるうちに腫れてきてその後2日間は痛み止めが必要でした。

ひょっとしたら指の骨にひびが入っているかもしれないなあと思うくらい痛かったのですが、ゴールデンウイークの真っ只中でもあり、救急で病院に駆け込むほどでもなかったので、ゴールデンウイーク明けに行こうと思い我慢しました。

ゴールデンウイークが明ける頃には、うっ血がずいぶん収まり、日常の動作にもそれほど支障はなくなっていたので、結局病院には行かずじまいでした。指先など体の先端や骨のある部分を打撲すると、内出血が行き場を失い打撲部分を圧迫するそうですが、痛みの強さはそういったものだったのでしょう。

その後ウォーキングコースは、孫の散歩のためにベビーカーを押して毎日のように歩いていましたが、ほとんど左足を使わず右足の筋力だけで歩いていました。今はしっかりと両足に体重をかけて歩くことができますが、まだ痛みが残っています。

昔は、ケガをしてもすぐに回復したり、反射神経を働かせて転ばずに済んだりしたのですが、40代を過ぎたころから、こういったケガを時々するようになりました。

その上、痛めたところは半年から1年くらい痛みが取れないことが多いのです。今回も来年のゴールデンウイークまでに痛みがなくなっていればいいなあと思いますが・・・。

もしかしたら、私の弁慶の泣き所は反射神経と注意力散漫なところかもしれません。

 

 

 

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