アート

ルーブル美術館 2024

数十年ぶりにルーブル美術館を訪れました。いろいろなところが改修されて、自然光に近い状態で作品を鑑賞できたりと変わらないながらも快適な空間になっていました。

病み上がりだったので、あまり欲張らずにサラッと雰囲気を味わう程度にしました。とはいえ、だだっ広いこの美術館をゆっくり歩くだけでも大変です。

入り口で借りた椅子を持ち歩き、所々で座って休憩しながらのんびり見ました。座って鑑賞できる椅子がたくさんあるのですが、それを上回る人の数なので簡単に座る場所は見るからないので、貸出椅子は重宝しました。

日本語の館内マップを見ながら、小さな作品アイコンになっている数点の作品を目指していきました。館内はリシュリュー翼、シュリー翼、ドゥノン翼の三つに分かれていて、縦軸には地下2階のエントランスフロア,地下1階、0階、1階の展示室とリシュリュー翼とシェリー翼には2階まであり全5階となっています。

一番びっくりしたのが、犬を連れて散歩しながら館内を見て回っている人がいたことです。世界中の人が知っている貴重で有名な絵画が並べられた廊下を、リードにつながれた小型犬がトコトコ歩いています。

後で調べると、大型犬は入れないそうです。ただ、夏のハイシーズンはワンちゃんも人ごみにもまれてしまいそうなので、無理かもしれません。

以前ここを訪れたときは、モナ・リザを見ることができませんでした。現在のようなわかりやすいパンフレットもないし、フランス語だったのでモナリザが展示されている場所が見つけられなかったのです。当時は「モナ・リザ」とは書いてなくて「ジョコンダ」と矢印が書いてあるプレートがあっただけで、後で調べたらそれがモナ・リザのことだったのです。

今度こそはと思ったのですが、モナ・リザが展示されている部屋だけは特別で、超絶黒山の人だかりです。大きな部屋の中で四列くらいに並ぶ列が20メートルほど続いています。

まだ体が本調子でない私は、今回も諦めて息子が見に行っている間廊下に展示されている作品を椅子に座ってみることにしました。

後日マクロン大統領がモナ・リザだけを特別に観覧できる部屋を作る命令を出したというニュースを見ました。いつか訪れたときはその特別室で見られるかもしれませんが、人寄せパンダを見学するように行列の流れの中で見るようなものだろうなあと想像がつきます。

廊下と言っても幅は10メートルほどもあり、作品はほぼ人の頭上に横2,3列に並べたりしているので、座っていても十分見られます。

そんな中に、ダヴィンチの岩窟の聖母やラファエロの聖母子像などが普通に並べられていて、さすがお宝だらけの美術館だなと妙に感心しました。

ルネサンス期の作品群の中に、自分が修論で扱ったマニエリスムの作品があり、嬉しくて作品と一緒に写真を撮りました。

 

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