旅行

石の寺 教林坊

教林坊は、琵琶湖の西方の山中にあります。西暦605年に聖徳太子によって創建された寺です。由緒正しい寺で紅葉の季節でもあるので、駐車場には何台も観光バスが乗り付けて、境内は山の中の起伏の多い狭い所なので、人であふれかえっていました。

「太子の説法岩」という巨大な岩がありますが、庭園も狭いながら岩組が美しく見事です。

書院は江戸時代前期のヨシ葺きで、庭に面した付け書院の窓から切り取ったような景色は「掛け軸庭園」と呼ばれて絵になります。私は、偶然だれも気付いていないときに写真が取れましたが、その後は掛け軸庭園の写真を撮ろうとする人の行列ができていました。

11月15日から12月5日までは、夜間ライトアップがされるそうですが、こういうライトアップはほとんど赤いライトを木に当てているので、紅葉していなくても赤くなります。やはり昼間の岩に着いた苔の緑もみじの赤の対比が美しいと思います。

この寺は、日本美術に造詣の深い随筆家白洲正子が数度訪れ「かくれ里石の寺」という随筆で紹介されたことでも名高いのです。それで、団体客だけでなく個人客もたくさん訪れるのだそうです。

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