手抜き生活

マザーハウスのチョコ

それほど遠くない未来、人類は長い間愛してきたチョコレートが食べられなくなるそうです。実際にそうなるかどうかは分かりませんが、地球環境の変化に伴い、カカオ豆がとれなくなるという予想があるらしいのです。

先日、3年ぶりくらいに東京の銀座の町をブラブラしていると、マザーハウスの店を見かけました。マザーハウスといえば、女性起業家の方がアジアで貧困に苦しみながら働く女性たちを支援しながら、現地の人たちの手で高品質な皮製品や宝飾品をつくり、フェアトレードの精神で販売をしていることで話題のメーカーです。

時々覗く品川のアトレにも店舗があり、洗練された店舗デザインによく映える美しい革製品にいつも見とれています。フェアトレードということもあり、ブランド品ほど高いわけではありませんが、そんなに簡単に買える値段でもないので、いつも絶妙なグラデーションで染色されたお財布などをうっとりと眺めては、いつかは欲しいなあと思っています。

銀座の店も、少し遠目で見ると美しい長財布がずらりとウィンドウに並んでいるのですが、店名が「LITTLE MOTHERHOUSE」で、「IRODRI CHOCOLATE」と看板に書いてあるので不思議に思って覗いてみました。

すると、ウィンドウに並んでいたのは皮財布ではなくて、そっくりの形のチョコレートなのでした。左から右へ春夏秋冬のイメージで美しいグラデーションの裏側と、二色にブロック分けされた表側の両面の美しさが楽しめる状態に作られています。

奥の工房では、ホワイトチョコを練っている職人さんがみえて、全製品ここで製造しているそうです。

お値段は一箱1200円とかなり高めです。でもあまりにきれいなので、一つお土産に買っていくことにしました。どれも季節感に合わせて天然の色素とフレーバーを用いて作られているそうで、色で選ぼうか味で選ぼうかかなり迷いましたが、その名の通り爽快なイメージの「蒼海」にしました。

鮮やかな濃い群青から、爽やかなターコイズブルーへのグラデーションで、味は「グレープフルーツとソルト」です。パッケージも宝箱のようです。

家でみんなで分け合うと、ほんの一口ずつしかありませんでしたが、ベースのホワイトチョコのこっくりした甘さに塩味が効いてとても美味しいです。グレープフルーツの風味はごくわずかにしか感じられませんでしたが、これも天然のフレーバーを使っているからなのでしょう。

特別な理由でもなければ、買う気になる値段でもありませんが、ちょっと意識高い系の人へのプレゼントにはぴったりかもしれません。

 

 

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