着付け教室の先生のお誘いで、名古屋能楽堂で開催される十二単の着付け講演会を見に行く予定です。
教室の生徒さんたち十数人が参加するので、みんな着物で行こうという事になっています。家族で出かけるような1,2時間の食事会なら、練習を兼ねて着物で出かけたことがありますが、5,6時間の間着物で過ごすのはまだ自分にとって難関です。
夏の着物で美術館に出かけたこともありましたが、その後2,3日は筋肉痛で大変でした。それほど普段だらけ生活を送っているという事です。
その時は、うそつき衿や半幅帯で手抜き着付けだったのですが、今回は習ったばかりの袋帯の二重太鼓に訪問着という正装に近い着付けにチャレンジなので緊張します。
前回の練習では、基本的な着物の着付けだけで2時間かかってしまい、まだ不完全な二重太鼓結びが心配だという事で、今回帯結びに重点を置いたお稽古をしました。
先生や他の生徒さんたちは、知立の教室で着付けした後電車で名古屋へ行き、レストランで食事会をしてから、更に電車に乗って能楽堂へ行くのだそうです。おまけに講習会後は、能楽堂の横が名古屋城なので、名古屋城のガイドの仕事をしてみえる生徒さんのガイドで名古屋城を見学するというハードスケジュールが加わりました。
私にとってはどれもハードル高すぎて、結局自動車で会場まで行き、講演会後は家に直帰することにしました。もっと着物での活動に慣れて、来年くらいはこのハードスケジュールに加われるようになりたいなあと思っています。
今回は、母が自分に似合うと言って昔買ってくれた袋帯を使います。すごく織が厚くて、色合いもとても気に入っているものです。合わせる訪問着は二種類で迷いましたが、今回は秋真っ盛りのこのシーズンにぴったりな、秋のススキや菊の柄の着物にしました。(アイキャッチ画像)
今となっては、母のか、自分のか、妹の着物なのかも分からない、着たこともない着物がまだ箪笥にいくつかあります。汗をかかず汚さずに済む季節になって来たので、いろいろ試してみたいなあとワクワクします。