家の近くに秋葉神社がありますが、その総本山が浜松の天竜の方にあるというので行ってきました。
駐車場脇の銅製の鳥井は巨大で、狛犬もいかつい顔ででかいです。ここまで車でかなり山を登ってきましたが、更にここから数百段の階段を上ります。
山頂の黄金の鳥井から見下ろす浜松の景色は浜松八景に選ばれているそうで、絶景です。本殿の脇に巨大な火打石があって、火花を起こして厄除けをします。

途中の神門(上の画像)もとても立派ですが、本殿も精緻な木彫がいっぱい祀られています。
宝物殿に入るには、まず本殿に入り一人2千円でご祈祷してもらい玉ぐしを奉納します。お守りもいただいて、宝物の説明もしてもらえるので、コスパはいいと思います。
秋葉神社は火の神様を祀っているので、12月に火祭りがあるそうです。全国に数百もある秋葉神社の中で、最も有名なのが東京の秋葉原で、江戸時代は火事が多かったので、延焼防止のために街中に原っぱを作り、そこに火の神様を祀ったので秋葉原というのだと宮司さんが説明してくれました。
他に奉納品として、いろいろな地域の火消し組から奉納された「まとい」がありました。また、戦いの神でもあるので、古くから多くの武将が刀を奉納していて、重要文化財の刀や武田信玄が奉納した刀などもありました。
浮世絵の名所としてたくさんの作品が作られているので、宝物殿にも何枚か展示されていました。奇抜な画面を構成する河鍋暁斎(かわなべ きょうさい)の浮世絵は、秋葉山に住む天狗がユーモラスに描かれています。
天狗の皿投げは、500円で3枚の素焼きの皿に願い事を書いて崖下にある大きな輪をめがけて投げます。私と娘は外れましたが、夫は見事輪をくぐりました。縁起がよさそうです。

もみじが神社の紋なので、たくさん植えられていました。色づいてきているもみじもありましたがまだこれからという感じです。あと2週間ほどで紅葉も見頃になりそうです。