滋賀県は比叡山を越えればすぐ京都なので、歴史的建造物やいわれのある名仏像などがたくさんあります。今回も知る人ぞ知るという櫟野寺の大仏を見てきました。
櫟野寺の櫟という字は櫟(いちい)の木を表しています。櫟の巨木がたくさんあり、その櫟で一木造による仏像が作られたそうです。
先日夫が訪れたときは、秘仏の本尊御開帳の期間だったのですが、今回は時期が外れたので見られませんでしたが、重要文化財の仏像群は見ることができました。
以前本殿をコンクリート造りに作り替える時に、全ての仏像は東京の国立博物館で展覧会が開かれて公開されたそうです。だから、その時の解説が仏像ごとに書かれていてとても分かりやすくなっています。


立派な博物館の中で見る仏像もいいけれど、やはり常に置かれている場所に置かれてこそ仏像の良さを感じることができるなと思いながら、紅葉の美しい寺を後にしました。