ガーデニング

梅・桃・桜

裏庭の桃は菊桃と言って、細くて濃い桃色の花びらが菊のように咲きます。日当たりの悪い場所に植わっているので、いつも桜が散った後に開花します。その菊桃も、もう終わりに近づいてきました。

花が終わった後、6月頃まで桃の実が膨らんでいき、ひょっとしたら食べられる実に成長するかなと期待するのですが、梅の実くらいの大きさくらいでボトボトと実が落ちて腐っていきます。

調べてみると、菊桃などの民家に観賞用として植えられている花桃は、ほとんど実が大きくならないそうです。それならば小さい実を、梅の実のように梅干しや梅酒のように利用できないかと調べましたが、やはり品種的にうまくいかないそうです。だから、落ちた実を早く拾って虫がわかないようにするしか方法がありません。

葉っぱも虫がつきやすく、手のかかる木なので、いっそのこと切り倒してしまおうかとも思いました。でも、昔から我が家で成長して、幹の直径も10センチほどになった子ですから、自分の体が動く限り共に生きていこうと決心しました。それでも、自分の世話ができる範囲で隣家に迷惑をかけないようにということで、屋根よりも高かった幹を三分の一位に切り詰めました。

ふとこの年になっても梅・桃・桜の区別がつけられないときがあります。梅と桜はよほど大丈夫ですが、八重の桃は八重桜や梅と勘違いするときもあります。これも調べてみると、花びらの形で区別がつけられるそうです。梅は丸く、桜は先が割れている。桃は先がとがっているそうですが、先述した八重の桃はよほど近づいてみないと分かりにくいのです。でも、一般的に八重桜より桃の方が先に、桜と同じころ咲くので(家の桃は別ですが)、時期で判断するといいかもしれません。

他には木の幹の特徴から判断する方法もあるようですが、ちょっと難しいかもしれません。桜の木もとても美しい樹皮を持つものと、梅と区別付かないガサガサのものがあるのが不思議です。以前息子が東北方面に旅行へいき、お土産に桜の木の皮を巻いた美しいボールペンを買ってきてくれて、私のお気に入りになっています。東北方面の桜の樹皮はきれいなのでしょうか。

一つ気になりだすと、いろいろな疑問が湧いてきます。謎ができるとすぐに調べられる便利な時代になったので、次のブログのテーマが見つかりました。

いつも実家の父や母を呼んで花見をして、褒めてもらうのが恒例だったのですが、見る人が亡くなったり、昔のように喜んでもらえなくなったりします。次々と花を咲かせる春は、庭にいると嬉しい反面寂しい気持ちも湧いてきてしまいます。

 

 

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