旅行

京都だより ~その2:天龍寺の三葉の松~

嵐山の天龍寺法堂の手前にはいくつかの塔頭(たっちゅう:天龍寺ゆかりの寺)があります。その中の一つの寺(寺名が分からないのですが)に、塀が白壁でなく土壁に瓦などが挟み込まれていて味わい深いところがあります。

一般拝観はしていないので、味わいがあっていいなあと思いながら外から何となく眺めていると、自転車を引いたおじいさんが「この松は葉が3本あって、他では見られないものだよ。」と教えれくれました。近所にお住まいの方だそうで、この門前に立っている一本の松だけなのだそうです。

きれいに剪定されて、枝ぶりも美しいのですが、一見したところ普通の松に見えます。普通の松は葉が2本ですが、枯れて落ちた葉を拾って見ると、本当に3本ずつ生えていました。そして、シュッとしたまっすぐな葉ではなく、微妙にちぢれているのも特色の一つだそうです。もう一本どこやらの由緒正しい所の松も三本葉なのだそうですが、忘れてしまいました。でも、自分だけが知っている通の情報みたいでなんだか嬉しくなりました。

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