ガーデニング

ミモザ

ミモザは黄色い金平糖のような小さな丸い花をつけます。少女の頃大好きだった大島由美子さんの漫画「ミモザ館でつかまえて」やフランスのミモザ祭り、ミモザの花言葉など西洋大好きだった私には、ミモザは憧れの花でした。花屋でしか見たことがなかったので、日本では育たないと思い込んでいましたが、実はミモザは本当はアカシアのことだと最近知り、見つけたら家の庭に欲しいなあと思っていました。

アカシアといえば、いつも通る街路にニセアカシアが植えられていたり、おばあちゃんのカラオケ十八番はムード歌謡の「アカシアの雨がやむとき」で、とたんに昭和レトロなイメージになってしまいます。昭和がいけないわけではないけれど、おフランスのお洒落なイメージと大分ちがうなあと感じました。

自分が高校生くらいまでは実家の庭にエニシダが植えられていて、春になると豆の花のような形の黄色い花が一斉に咲き見事でした。2階の自分の部屋まで届く高さで、窓から眺めるといい気分で、我が家のシンボルツリーだったのですが、なぜが突然枯れてしまいました。だから、黄色い花がたくさん咲いているのを見ると、実家に帰ったようなとても懐かしい気持ちになります。今の自分の家には黄色い花が咲く木がないのであるといいなあと思っていました。

そんな折にデパートの園芸売り場でミモザを見つけました。ミモザは葉っぱの形がいろいろあるらしく、三角形のギザギザの葉っぱのミモザは、ワイルドフラワーぽくて花がなくてもいい感じです。欲しかったのですが、結構値が張るしデパートから持ち帰るのが大変そうなので諦めました。後日郊外の大きな直売園芸店に行くと、デパートのよりも少し小さいですが値段も2千円くらいとお手頃だったので購入しました。いろいろな園芸店を見かけるとしょっちゅう覗きに行く私ですが、ミモザに興味を持ってから数日のうちに見つかるなんて、ミモザに呼び寄せられたみたいです。春に金平糖のような花が咲くのが楽しみです。

 

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