息子が私のパソコンの壁紙が数時間おきに変化するアプリにしてくれました。毎回壮大な大自然や美しい古代遺跡などが画面に現れるので、パソコンを開くのが楽しみです。
先日洞窟の中から夕闇の中にライトアップされたヨーロッパの町が映し出されて素敵だなあと思い、場所を調べるとイタリアの世界遺産になっているマテーラという町でした。
息子や娘に見せると「3,4年前位に行ったよ。」と言って当時の写真を見せてくれました。そういえば以前写真を見せてもらったなあと思い出しました。
娘はイタリアのいろいろな街を訪れたことがありますが、一番好きな街なのだそうです。息子は別の機会に石の三角屋根で有名なアルベルベッロに行こうとしたところ、姉に薦められて行ってみたらすごくよかった。でも観光客が少なすぎてタクシーがないので、ものすごく歩かなきゃいけなかったと言っていました。
この町の大半は岩でできていて、岩の町と呼ばれています。かなりの部分の岩を掘って住居や教会が作ってあるのだそうです。壁紙に写っていた洞窟は下の画像のような場所から町を撮ったのでしょう。
地下二階や三階まで住居空間が掘り下げてあって、かつては家畜などと一緒に住んでいたので、衛生面や感染症などの危険性から政府が退去命令を出して、現在はこの町に住んでいる人はほとんどいないのです。
素晴らしいなあ、いつか行ってみたいなあと思うのですが、ちょっと交通の便が悪い所にあり、途中経由しなければいけない町からは、ほとんどの旅行者はアルベルベッロに行ってしまうので、時間にかなり余裕のある人しか訪れる人がいないのだそうです。