ガーデニング

ツワブキ

11月半ばに入ると朝晩の温度差が激しくなり、庭ににぎわいを与えていた花々も急激に減ってきます。我が家の庭は、南側に隣家の建物が迫っているので日当たりが悪く、午後になるとずっと日陰となり薄暗く陰気な庭になってしまいます。

庭の椅子に座って午後の日差しに包まれる植物を見ながら、コーヒーを飲むのを楽しみにしていた私も、モチベーションが下がってきます。そして、毎日庭に出て植物の世話をしていたのが、二日に一度、三日に一度と足が遠のいていきます。

そんな魅力を失いつつある庭に元気をもたらしてくれるのがツワブキの花です。夏場も日陰でもつやつやとした丸い大きな葉を広げて生命力を与えてくれる、縁の下の力持ち的な植物ですが、晩秋に鮮やかな黄色の花を咲かせてるくれるときは、一年の中で主役となれる2週間です。

先日も息子の友達が遊びに来た折り、ふと庭に出てきて「わぁ!この庭凄い綺麗だね。」と感嘆していました。ずっと庭の花の変遷を知っている自分には、随分寂しくなってきたと感じていたのですが、その友達の目には、ツワブキが鮮やかに飛び込んできたのでしょう。なんだかとても嬉しくなりました。

ツワブキを改めてありがたい存在だなと見直すとともに、この花が終わるといよいよ冬だなあと感じるのです。

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