先日「クラシックmeetsジャズ」というコンサートに行ってきました。恒例のマスク・検温・消毒を済ませ会場に入ると予想外の満席でした。そして更に予想外なことに子どもや赤ちゃん連れの人が大半だったのです。パンフレットに「こどもたちと一緒に楽しみたい」とあったので、ある程度は小さい子もいるかなと思っていたのですが、ベビーカーを脇に置いている人もたくさんいて、今は小さい子を抱えるお母さんも音楽を楽しめる時代なんだなとうらやましくなりました。
オーボエとピアノ、ドラムなどのパーカッションの三人組のアーティストの演奏で、久々に聞く生の楽器の音が心にしみました。特にオーボエの高音は本当に美しく、おなじみのクラシック曲もジャズ風にアレンジしてあるので気軽に楽しめます。
面白か ったのは、パーカッションの方が曲に合わせていろいろな楽器を鳴らしていたことです。UFOのような金属の楽器からはラテン系のフオォワァンとした感じの音や、水筒に水を入れてトクトク、チャプチャプという音、長い木の棒の中に小石を入れた楽器でザザ~という雨や波の音などを効果的に生かして演奏してみえました。一番受けていたのは、よくおもちゃ売り場で売っているビニールの豚の人形をブーブカブッブッ~とリズムをとって鳴らして演奏した曲で、最後に豚がブヒッ~と叫んで終わるとみんな笑っていました。
小さな子どもでも楽しめるように構成してあるコンサートですが、ぐずったりする子も出てきます、そんな時にお父さんが脇の通路に赤ちゃんを抱いて移動し、音楽を楽しみながらあやしている姿があちこちで見られました。子どもが二人三人といる家族づれも、お父さんが活躍すれば休憩を入れて約3時間のコンサートも十分楽しめそうです。
家の娘の旦那さんも相当なイクメンです。毎晩のお風呂はもちろん、子どもがぐずっていて晩御飯がつくれないと、ユーチューブの料理番組を見ながらおいしい料理もさっと作れます。最近仕事が終わったら少しでも子どもと接する時間を確保したいと、職場近くに引っ越したくらいです。
イクメンのお父さんがいる家庭は、きっと子どもが大きくなるまでに数えきれないほどの楽しい思い出ができるだろうし、子どもが独立してからも奥さんと一緒に人生を楽しみ続けることができるだろうなと思いました。