キングプロテアの花が咲きました。キングとつくだけあって、10センチくらいの大輪です。これは南アフリカ原産のワイルドフラワーの代表格の一つです。
数年前娘が南アフリカを訪れたとき、現地では雑草のようにあちらこちらで咲いているのを見かけたそうです。ところ変わればという感じで、われわれ日本人にとっては見たこともない奇妙な形とすごい迫力を持った花です。
この力強くて大きなワイルドフラワーは、最近日本でも人気なのだそうで、先日娘と行った園芸店で見つけました。以前も違う種類のオーストラリア原産のワイルドフラワーを見つけたことがあり、欲しいけれど高いなあ、もしうまく育てられなかったらショックが大きいよなあと迷った挙句、買うのをやめたのでした。今回はもっと高くて5000円。やはり迷って「やっぱやめておく。」と言うと、「私がプレゼントしてあげるよ。」と言って買ってくれました。
こうなるともう枯らすわけにはいきません。毎日キングプロテアの所へ行ってしばし見とれてから祈るように水をやっています。つぼみもすごく大きくて美しい彫刻のようですが、花が開くと赤い花びら(多分がくです)に囲まれて中から白い桃のようなとがったボール状のものが覗いて、何とも言えず美しく「すごいなあ!」の一言です。
以前娘に花束でプレゼントされたときもそのすごさに衝撃を受けました。でも、3,4日で赤く輝くような色が褪せてきてしまいました(ドライにして楽しむことはできましたが)。今回は、つぼみの色合いから開いたときの鮮やかな色まで長く楽しめています。おまけに、つぼみはあと2つもあります。5000円以上の値打ちがあったなあと思いました。
一本だけつぼみのない枝が伸びていて、お店の方の話だと来年咲くそうです。上手く育て続けられるように、もう一度育て方を良く調べて来年も咲かせたいなあと思っています。