ガーデニング

ガーデニング好き

二女が大学に入り下宿することになった時、住むことになった部屋を見に行くと、思っていたよりベランダが広くて、ガーデニング好きな私はここに花を置きたいなという気持ちがムラムラと湧いてきました。

ちょうど家の庭で余っていた丸テーブルと椅子があったので、お気に入りの布でテーブルクロスと椅子の座面を自分で張り替えました。そして、娘が世話をしなくても花が枯れないようにお手頃な値段の自働灌水装置を買ってベランダの手すりに8個の植木鉢がぶら下げられるようにしました。

春一人暮らしとともにかわいらしいパンジーが咲くように鉢植えを作り、引っ越しの時に飾ってあげました。ゴールデンウィークの頃には、高校の同級生が娘の下宿に集まったので「素敵だね~」とうらやましがられたそうです。

女の子の一人暮らしなので2,3か月ごとにちょこちょこ見に行ってやり、ついでに花の世話もしていました。夏の花には日日草を植えて、いい感じに育ち花を咲かせていたのですが、灌水装置の水タンクは3週間くらいで空っぽになってしまうのに、うっかり水を継ぎ足すのを忘れて夏休みに入り全部枯らしてしまいました。

私の方も、ちょうど仕事がいくつか入って忙しくなり、娘の部屋の世話をすることをおろそかにしたせいもあります。いくら好きでも離れたところの花の世話までは無理があったな。自分の趣味を娘に押し付けるのもかわいそうだなと思い、すべての植木や灌水装置を撤収しました。娘も少しほっとしたようでした。

その後娘は、コロナのせいで学校の授業もリモートになったりして、実家にちょこちょこ帰ってくるようになりました。そんな中で私が花の世話などをしているのを見て、ある日「下宿の近くに多肉植物の専門店があるから一緒に行ってみない?」と娘が言ってきたのです。ちょっと変わった多肉がほしいなと思っていたところだったので、店を訪れると直径3センチくらいのミニ鉢に多種多様な多肉がいっぱい並んでいて山のように買い込んできました。多肉なら水やりを少しくらい忘れても枯れないだろうからと言って、娘も自分で選び、おしゃれな鉢カバーなども見つけました。

これを皮切りになぜか娘もガーデニングに目覚めてしまったようで、ちょこちょこ私と一緒に園芸店に行ってはミント、紫式部、五色ナンバ、ラベンダーなどの鉢植えをベランダの丸テーブルに置いて育てるようになりました。これらは、毎日水やりをしないと枯れてしまいますが、忘れず自分で世話をしているので驚きです。寒くなってこれらが枯れてきたころには、再び園芸店で冬も花が楽しめる寄せ植えを買っていきました。最近では、春に花が咲くようにネモフィラの苗を植えたと言っていたので、すでに花が咲いていたり実がなっていたものではなく、自分で育てて花が咲くまで世話をしようとしている娘の成長ぶりにびっくりしました。

私がガーデニングに目覚めたのは結婚して産休に入ってからだったので、娘の方がガーデニングに目覚めるのがかなり早いようです。これは遺伝なのか環境なのか分かりませんが、ガーデニング仲間ができて、花談議ができるのは嬉しいことです。今度娘の部屋のベランダに灌水装置を復活させようかなともくろんでいます。

\クリックして応援してね!/
にほんブログ村 ライフスタイルブログ 暮らしを楽しむへ