しばらくぶりに江南市に行ってみました。ここは、昔から夫のおばあさんの代まで住んでいた土地で、なぜか家もあります。その家は人に貸しているのですが、その人もほとんど家に出入りしていないという事で、見に行ってみると庭は草ぼうぼうでオレンジ色のケシの花と矢車草の花畑のようになっていました。
空き家に近い状態なので、家がどんどん荒れて行ってしまいます。家と言うのは管理が大変なものだなあとつくづく思います。
今ちょうど藤の花の季節なので、有名な曼陀羅寺に行ってみることにしました。江南市には今まで何度も来たことがあるのですが、このお寺は初めて訪れます。
今年は市としての藤まつりは開催中止となっているので、公共の駐車場には車が止められません。近隣の民家が経営する有料駐車場に止めて見に行くことにしました。
寺の表側の道路は狭くて入り組んだような場所ですが、境内に入ると思いのほか藤棚が奥の方まで広く広がって色々な種類の藤が植えられています。藤の花ももちろん藤棚の下には、牡丹も満開で、とても見ごたえがあります。
普通の藤よりも長く垂れさがって雨のしずくのような美しい流れを作る品種や、八重に咲いてブドウの房のようにボリューム感のある品種などが咲き乱れています。甘い香りの中で紫の天井をながめていると、幸せな気分に浸れます。
一区間だけ白い藤が全体につぼみになっているところがありました。これは、遅咲きの品種で、満開になった時の夜間ライトアップに浮かび上がる白い花の写真が展示してありましたが、それは見事だろうなと思わせる幻想的な写真でした。
近くに住んでいたら、二度楽しめるのでうらやましいなあと思いました。来年もこの時期にこれたらいいなあと思っています。