アート

奈良国立博物館仏像館 ~修復された金峯山寺の仁王像~

奈良吉野山にある金峯山寺(きんぷうせんじ)の仁王門は国宝で、現在八年の歳月をかけて修復中です。その仁王門に収められていた金剛力士像が修復を終えて、奈良国立博物館の仏像館で展示されています。

宮殿のような博物館の建物の高さはどれくらいあるのか分かりませんが、5メートルの金剛力士像の振り上げた腕が天井を突きそうです。とにかく圧倒的な高さと迫力で、映画になったGANTZのように、もしこの仁王像が動き出したら人間はあっという間につぶされてしまいそうです。

フラッシュをたかなければ写真オッケーだったのですが、入り口のロッカーにスマホを置いてきて「しまった!」と思いましたが、息子が写していた画像がありました。でも、とにかく実物を見ないとこの迫力は伝わらないだろうなあと思いました。

金峯山寺のご本尊は金剛蔵王大権現と言って、青い顔をした憤怒の形相でこれもすごい迫力です。これは秘仏なのですが、10月末から寺の方で特別御開帳されるそうで、できれば見に行きたいなあと思っています。

本来なら、奈良公園の鹿たちも修学旅行の生徒たちから鹿せんべいをもらって腹肥ゆる秋なのでしょうが、修学旅行らしき団体は一組も見かけませんでした。今年もほとんどの学校が修学旅行を中止しているのか、それともワクチンを打ち終わった10月か11月頃に延期しているのでしょうか。

鹿たちも寄ってきては、つぶらな瞳で頭をクイッとさげてきます。お願いしているのかなと思っていましたが、頭をクイッと下げる動作は威嚇なのだそうです。実は「早くよこせっ。」と脅していたとは知りませんでした。

 

 

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