先日馬籠を訪れた際、老舗の和菓子店澤田屋に立ち寄りました。
栗の季節なので栗きんとんもありましたが、ここの名物が老木（おいぼく）という木曽ヒノキの老木をイメージした竿菓子を選びました。
馬籠宿の所々に木曽の五木といって檜（ひのき）、椹（さわら）、高野槙（こうやまき）、ねず、あすひ、の五種が植えられていました。ほとんど同じ木に見えますが、並んで植えられているので、よ～く見ると、葉の形や付き方にわずかに違いがあります。
菓子は、栗の甘露煮の周囲を粒あんで囲み、その外側を老木の様に仕上げたあんで包んであります。中の栗がびっしりで風味が良く、防腐剤などを使っていないので絵組がなくて、栗きんとんよりも美味しいと思いました。
結構有名な店でも、防腐剤を使ってあると風味がそこなわれてしまうのですが、ここの老木はまた訪れたら必ずお土産に買おうと思わせる質の高さでした。
