手抜き生活

起業家マインド ~その1:ワイルドフラワーの花束は売れるか?~

長女は学生時代に留学したり大学院にまで進学したりしたので、大学を出たら立派な企業に就職してバリバリ活躍するのかなと思っていましたが、その逆で就職しませんでした。

自分が興味を持ったことにとことん取り組んできた彼女は、企業でこき使われて自分のやりたいことができなくなるのが嫌だったようです。彼女の旦那さんに言わせれば、自由奔放かつマイペースな彼女は、企業に勤めるという枠にはまらないタイプなのだそうです。ものは言いようだなと思いますが、彼女のいい面を最大限に認めてくれるパートナーが見つかって本当にラッキーな子です。

自分としては子どもたちには、結婚しても自立して生活できるくらいの稼ぎのある仕事を持ち続けていくという生き方を、何となく期待していました。彼女は就職しなかったという面で、形としてその期待とは逆になったのですが、自分の想像を超える形で収入を得るという方法をとりました。

今彼女は、自分たちの世代には職業としてあり得なかったSNS上での発信によって収入を得ています。収入と言っても、この世界はまだまだ不確定要素が多いので、収入が全然ない月もあるようです。けれども、彼女は一応起業家として活動していて、わが娘ながら立派に育ってくれたと思います。

そんな彼女がまた新しいことに興味を持って仕事に結びつけつつあります。彼女が以前訪れた南アフリカでは、ワイルドフラワーといわれる迫力のある風変わりな花がたくさん咲いていました。彼女はそのワイルドフラワーに魅せられて、インターネット上で売られている花束などを時々購入していました。

ワイルドフラワーは水分が少ないので、ドライフラワーになりやすい性質をもっています。だから花束を生花として買うと、4,5日はフレッシュで鮮やかな色合いを楽しんで、その後はドライフラワーにして長期間楽しめるという一度で二度おいしいという利点があります。

彼女はそんな特徴に着目して、普通の生花では本業の花屋さんのように扱うのは難しいですが、ワイルドフラワーなら自分で仕入れた花を、自分のために原価で花束が作れるのではないかと考えました。

そうやって作った花束は、始めやや素人っぽい感じでしたが、いくつか作っているうちにどんどん洗練されていきました。近所の花屋さんで花束を頼むと、⁉という微妙なセンスのモノになったりすることがありますが、それよりはよっぽどおしゃれな花束が作れます。

練習で作ったいくつかの花束は、お世話になった知人などにプレゼントしてきましたが、時々インターネット上の販売サイトでも売れるようになってきました。人気のある方の花束は、サイト上に出品するとすぐに売り切れてしまうほどの人気なのだそうですが、彼女にはまだまだフォロアーがあまりついていないので、送料を入れるとまだまだ原価割れの状態なようです。

いつか、利益が出るくらいで売れるようになるといいなと思っていますが、あまり人気が出ると、私の所に回ってくる花がなくなってしまうかもという無用な皮算用をしています。

 

 

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