手抜き生活

菜の花と桜が満開の浜離宮

浜離宮に初めて行ってみました。徳川家の将軍の別荘だったそうですが、将軍は船でここに訪れたりしたそうです。いまでも、水上バスでここへ来る人たちもいます。また、海の水を庭園の池に引き込んでいるので、池にいるのは鯉ではなく、海にいる魚類なのだそうです。そして、潮の満ち引きもあるので、満ちても引いても庭の良さが表現されるように作られているそうです。

当時の建物は茶室などが再建されていますが、昔から実験農場のようなこともしていたようで、あまり格式ばった大名庭園という感じはなくて、広い菜の花畑などもあり、今は満開です。隣には牡丹の畑があったので、4月末ごろにはこちらが満開になりそうです。

中の橋の入り口近くには、数本の立派な桜が満開でした。広大な土地に自然豊かな庭園ですが、写真を撮ってみると、高層ビルに囲まれていて都会なんだなあと不思議な感じです。

園庭からビル群を望むと、老朽化が進んで保存するか否かで結構話題になっている名建築の中銀ビルが見えました。内側の写真を見たことがありますが、超近未来的で宇宙船に住んでいるような感じですが、電気系統はほとんど機能していないし、カプセルホテルの様に狭いので、ここを所有している人たちは、私財を投じてこのビルが存続するように頑張っているのだそうです。ここの部屋の見学ツアーなどを企画したら、建築に興味のある人たちは絶対訪れたい所だと思います。

しばらく歩くとおなかがすいてきたので、花見団子などを売っている店を探してみましたが、園内に一か所しかなく、訪れたときは売り切れでした。美味しい軽食や茶菓子などが食べられる店がもっとあるといいのになと思いました。

東京は、異常に家や建物が密集しているところと、由緒正しい武家屋敷跡や史跡など広々した自然たっぷりの場所が混在していて、地方の都会とは一味違うなあといつも思います。

 

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