手抜き生活

積ん読 と 聴き読

本は読んだ方がいいに決まってます。読書しなきゃなあと思いながら人生の半分以上を読書レスで過ごしてきました。たまに話題の本を買ってはみるのですが、1,2ページ読んだだけで恐ろしいほどの睡魔に襲われ、眠りに入ってしまいます。

こんな調子で買った本が、最後まで読まれないまま家の片隅に積み上げられる「積ん読(つんどく)」を繰り返してきた私ですが、この2,3か月の間に、10冊以上は読んでいて、相当な読書量をこなしています。

正確に言えば「聴き読(ききどく)」です。オーディブルというアプリをスマホに入れて、プロのアナウンサーや役者さんが本を読み上げるのを聴いているのです。

これのいい点は、家事やガーデニングをしながら聴けることです。寝る前は45分間のスリープストッパーをかけて聞きながら床に入ります。座ってじっくりとページをめくるのは、読書の醍醐味だと分かっているのですが、何十年もあくせく生きてきた私は、ゆったりと座って本をもった瞬間に、すごい罪悪感を感じてしまうのです。「読書なんかしている暇があったら、あれを片付けて、これもしておかないと・・・。」という気持ちが頭の隅から湧き出してきて読んでいられないのですが、聴きながらだとあまり集中はできませんが、ページは進みます。また、聴く速さを調節できるので、ビジネス書などは1.5倍速くらいでサッサと読破できます。これこそ「手抜き生活」を送る自分にぴったりの読書術です。

欠点は、紙のテキストはないので、聞き違いや勘違いしたまま理解してしまうことがあることです。文脈から大体は推測できるのですが、日本語は同音異義語がたくさんあるので変だなと思うことも多々あります。また、寝ながら聴くときは、大半は睡眠に入ってしまっているので、続きを聴くときは聞き覚えのある所まで遡らないといけません。他にも欠点はたくさんあり、読書を愛する人には邪道だと軽蔑されるかもしれませんが、積読よりもずっとましです。

普通の本よりはずいぶん割高になりますが、月に一冊くらいは無料のサービス本もあるし、ラジオのトーク番組的な内容も無料で聞けます。これからも、2週間に一冊を目指して聴き読を続けられるといいなあと思っています。

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