先日の着付けのお稽古以来、なんだか夏のきものが着たくなってきました。実家の母が買い集めた着物が着られればそれでいいと思っていましたが、浴衣はあっても夏の絽の着物や麻の着物はないようです。
着付けの先生は、浴衣に襦袢を合わせて着ればいいよと言ってみえましたが、ちょっと物足りません。
メルカリや楽天で安くておしゃれなものがないかなあと調べてみると、いろいろあります。でも、楽天などで新品のお手頃なものはかなり安っぽい感じです。ちょっと質のいいものは、綿や麻でも2~5万はしてしまいます。買い物はいつも一瞬で衝動的に決めてしまうタイプなのですが、今回はさんざん迷ってメルカリの中古の質のいいものを買うことにしました。
正絹の黒地に草模様の絽の着物が3900円で、ブルーグレーの麻の着物は3500円です。失敗かどうかは使ってみないと分かりませんが、失敗だとしても許せる値段です。
早速ユーチューブで着付け方の動画を見ながら、麻の着物を着てみることにしました。帯は母が持っていた麻の半幅帯です。
全身が映る鏡の前に着付け場所を確保し、クーラーを20度にセットして始めました。先日気軽にちょっとやってみただけで、全身汗だくになって途中でやめてしまったので、クーラーは必須です。
着付けに慣れた人なら、10分足らずで帯まで結んでしまうのですが、一人でやっていると全然しわや寄れたところがきれいにいかず、1時間もかかってしまいました。へとへとですが、汗をかかなかったので、途中でギブアップせずなんとか着ることができました。
帯の締め方は「貝の口」という簡単な結び方をやろうと思ったのですが、母の帯が普通の物より柔らかくて細いので、まったくうまくいかずしわくちゃになってしまいます。他の動画を調べて、「かるた結び」というのなら何とかできそうなので、これにしてみたらかろうじて結ぶことができました。
着物や帯の素材によって、やり安さが全然違うので、そういった知識も必要だなあとしみじみ思いました。でも麻の着物は格段に涼しくて、買ってよかったなあと思いました。
できれば毎日練習して、10分で着られるようになることが現在の目標です。