我が家の裏庭は、1,2月と地面に全く日光が当たらない日々が続くので、他の日当たりの良い場所より冬枯れが1カ月くらい長く続きます。
それでも3月の声を聞き2,3日雨が降ったので、ようやく花が咲き始めました。遅咲きの山茶花と黄水仙が白黒の世界に色づけして、裏庭に春の訪れを知らせてくれました。
2月になると西日がわずかに当たる場所にあるレンギョウは、数百のつぼみを付けて、あと1週間くらいで春を知らせてくれそうです。
今日は日中4月並みの暖かさになりそうという予報を見て、息子とサイクリングに出かけました。田んぼのあぜ道を走ると、春らしい日差しと風を感じて爽やかです。注意深くあぜを見つめると、つくしがたくさん顔をのぞかせています。私が子供の頃は、大量に採れて、面倒な袴を取り佃煮にしたものですが、そんなに採れそうな場所はなさそうです。
この日は午前、午後と2回もサイクリングに出かけ、午後はタケノコ掘りをする人、河津桜の林や満開の梅の畑、あの憧れのミモザ(アカシア)の大木を見つけました。下から見上げると、黄色く小さなポンポン形の花が、わさわさと風に揺れています。今まで、見落としていたのかもしれませんが、こんなに身近なところにあるものだと、自分の注意力のなさを感じました。
ひとつ「春だ!」と言って喜んでいられないのは、花粉が総攻撃をかけてきて、帰宅後しばらくは目のかゆみと鼻水の嵐に襲われることです。それでも、外に出かけて春を探す楽しみはやめられません。