半田市のJR武豊線の亀崎駅は、近くにあるのに利用したことがありませんでした。夫が何気なく近場の名所を調べていたら、ここが現役の駅舎としては日本一古いものだという事が分かったので、行ってみました。
明治19年に建てられたという小さな駅舎は、三角屋根のシンプルな造りで、外壁も内部も木造です。田舎に行くとこういった古い駅舎はよく見かけますが、基本的にホームさえあれば駅は成り立つので、古い駅舎も破損がなければわざわざ建て替えられることなく、現在に残っていくのでしょう。
現役なので、次々と電車がホームに到着しては、地元の学生などが出入りしています。また、現在無人駅となっているので、駅のゲートは電子制御の機械式だし、壁面には自動券売機も設置されていて、そのギャップに笑えます。
美味しいお饅頭屋さんが近くにあるのでよく訪れる半田駅も、かなり古いらしく、跨線橋は110年の歴史があったのですが、昨年その役割を終えたそうです。橋は安全性が優先されるので撤去されるのは仕方ないかもしれませんが、亀崎駅がこの先も残ってくれるといいなあと思います。