子どものいる風景

手袋をはめて石ころを拾いに

この冬は厳冬ということもあり、年末年始と雪交じりの寒い日が続きます。そんな中でも孫は元気いっぱいなので、エネルギー消費のためにも毎日午前午後二回のお散歩は欠かせません。

自分もありったけの防寒をして出かければ、雪の日でも1時間くらいは外で孫を遊ばせることができます。誰もいない雪の降りしきる公園を天を仰いて歩き回るのも楽しい経験です。

寒さなんか気にしない孫の公園での一番の楽しみは、滑り台やブランコではなく、地面に転がっている石ころや木の枝、ドングリを両手いっぱいに拾い集めることです。でも、1時間も歩き回ってそれらを拾っていると、手は赤くなってしもやけができてしまいそうです。歩けるようになってから初めての冬なので、手袋を持っていません。昨日は、せめて公園への行き帰りだけでも、手が冷えないようにしてやろうと靴下を手にはめていきました。

寒波はまだ続きそうなので、娘に頼んで手袋を買いに行ってもらいました。もし、ぴったりの手袋があれば、それをはめたまま石ころを拾えます。けれども、やはりもう少し大きくなった子ども用の物しかなく、しかも女の子用の物がほとんどだったので、かわいいイチゴのぶかぶか手袋を使うことになりました。ようやく小さいものをつまみ上げることができるようになってきた小さなかわいい手なのですが、素手でもなかなか難しいのに手袋をしたままではやはり拾えなくて、行き帰りだけになりました。

それでも、悪いことばかりではなくぶかぶかの分だけそのスペースに拾った石を握ったままはめられるので、公園でむりやり手から奪い取って捨てる必要がなく、泣きながら帰ることもしないで済みました。

結局は、帰宅後家の洗面所で石を引きはがされて泣きながら手を洗うのですが、公園で石の引きはがしと帰りたくなさの二重苦を味わわせるよりもハードルが低くなります。

そんなにだいすきなお散歩なのに、今日はしばらく遊んだ後途中からなぜか泣き出しました。なぜだか分からないまま泣き続ける孫を家に連れ帰り、靴を脱いで靴下を脱がせました。(家の中ではすべって転ぶのでいつも裸足です。)

すると、スポンッと抜き取った靴下から小さな石ころがコロコロと二つばかり出てきました。一昨日手袋がなくて靴下を手に被せたとき、そのまま中に集めた石が入っていて洗濯をし、今日出かける時に履かせてしまったらしいのです。

きっと、しばらくは違和感があっても散歩の楽しさで気が紛れていたのでしょうが、途中から足に食い込んで痛くてたまらなくなったのでしょう。本当にかわいそうなことをしました。

これからは、手袋があるので、たとえ中に入れっぱなしでも手だったら痛くはないとは思いますが、言葉で言えない小さな子どもには苦痛を伝えるすべがなくて、子どもなりの苦労もあるのだろうと反省しました。

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