手抜き生活

房ごとバナナと丸ごとパイナップルとインスタ映えパフェ

私の親の世代は、バナナは高級品でメロンのように人へのお届け物として重宝し、バナナ専門店にはバナナを熟成させる室があったというのは有名です。その後バナナは長い間、安売りの代表としてあまりありがたがられるものではなくなっていました。でも、近年は健康ブームでバナナが良く売れ、バナナジュース専門店ができてきたそうです。スーパーで売られているバナナもパッケージに入って、産地別にいろいろな種類が売られています。一本数百円で売られるものさえあり、そのうちバナナの盛衰物語の本でも出版されそうです。

愛知県高浜市にある八百甚は、安売りで有名なお店です。今時ミカンをバケツに山盛りで売っている店なんて見なくなりましたが、ここはそんな昔懐かしい販売形式をとっています。魚は地元で採れたものが多く、店のお兄さんに頼むと刺身や煮魚用にさばいてくれます。ある日この店の前を通りかかったら、店の前に若いカップルが二組も屋外テーブルに座って、なにやらおいしそうなものを食べています。いつも店に買い物に来ているおばちゃんたちとは明らかに雰囲気が違うので、車を運転しながらびっくりして二度見してしまいました。

家の娘はおしゃれなカフェ巡りをするのが趣味なのですが、ある日下宿先から突然連絡してきて「高浜にインスタで話題になってる店があるから行きたい。」というのです。あんな田舎にそんな店あったかなと思い、店の名前を聞くとあの八百甚です。再度びっくりしてしまいました。フルーツのサンドウィッチやパフェがインスタ映えするということで流行っているらしいのです。

昨日言ってみると、駐車場の車の中でパフェを食べている人が何人かいます。私達が注文したころは、日が照って外で食べるのにちょうどいい感じだったので、ミカン箱の椅子に座ってマスカットてんこ盛り、黄桃丸ごとのパフェを食べました。ソフトクリームが濃厚でおいしいのに、それ以上に果物が完熟で甘いのに感動でした。娘はフルーツサンドもいっぱい買いました。

私は、大きなかれいをムニエルにして、カキをバター醤油で炒め、大アサリを焼いて食べようと極上晩御飯の材料が確保できてルンルンでした。締めに店の外にデンと構えている房ごとのバナナと丸ごとのパイナップルを買って帰りました。房ごと丸ごとの重量感はこの店でなければ手に入りません。

 

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