手抜き生活

山茶始開(さんちゃはじめてひらく)

「今日は立冬。暦通りの朝の冷え込みです。」と朝のニュースが報じていました。今日は11月7日。旧暦の10月15日で、二十四節気(にじゅうしせっき)の中でこの日から冬という事になります。まだまだ日中は少し暑さを感じるくらいですが、今朝の寒さは本当に冬の訪れを感じさせます。

もう何年も前から、夫は年末になると翌年の歳時記カレンダーを買ってきます。これには、二十四節気と七十二候、それに伴う季節の情報や月齢などがイラスト付きで紹介されています。写真を使わず味わいのある絵であるのがまた風情があります。

このカレンダーによるとこの日は七十二候では山茶始開と書いてあり、読みがなは「さんちゃはじめてひらく」とあります。このカレンダーは二階のトイレの壁に掛けてあるのですが、もう一つカレンダーが並んで掛けてあり、そちらは和食の暦カレンダーです。

世界文化遺産に和食が制定された数年前から、このカレンダーが並んで我が家に掛けられるようになりました。不思議なことに、山茶始開といった漢文由来の文の書き方に、添えられる読み仮名が2つのカレンダーで少し違うことがよくあって、和食の暦では「つばきはじめてひらく」です。

椿や山茶花をまとめて山茶というので、どちらも本当だと思いますが、一般にはどちらの言い方がよく使われるのかなあと、ぼんやりトイレに座っていつも考えています。

ちなみに11月27日は「朔風払葉」で、歳時記カレンダーは「さくふうはをはらう」、和食の暦は「きたかぜこのはをはらう」とあります。朔風とは北風のことなんだと、改めて発見させてくれるので、この二つを見比べるのも面白いものです。

そして、今夜は満月の上に皆既月食があるらしいので、天気が良ければみられるかなと夜を楽しみにしています。

 

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