昨日のブログに書いたニジマスの塩焼きの画像を夫におくったところ、川魚の塩焼きが大好きな夫なので次の日曜日にどうしても行きたいと言い出しました。
長野県の平谷温泉というところにある「大柳」は、囲炉裏の炭火でじっくり塩焼きにするので、頭から尻尾まで丸ごと食べられます。
店に予約の電話を入れると「炭火の準備があるから、必ずもう一度30分前に電話を入れてください。」と言われます。炭を起こすのに時間がかかるということもありますが、火加減が大事なようです。
店のご主人はかなりこだわりの方で、焼き方をいろいろとご指導してくれます。「山女は山の女と書くんだから、男が焼かなきゃ山女が怒るから男が焼いてください。」とか「腹の部分が開いてあってここに水がたまるから、時々覗いて水を出さなきゃだめだよ。覗きは男の人得意でしょ。」などと焼き方の説明の中にダジャレも挟んできます。
焼き方の説明分や「魚のひと返し 餅の千返し」が貼ってあって「五平餅は2分に一回ひっくり返してね。」「男は魚を焼く、女は餅をひっくり返すんだよ。」と魚が焼き上がるまでの30分間はなかなか忙しいのです。
ぷくっと焼き上がった五平餅は、クルミ、エゴマ、サンショのたれをつけて食べると何本でも食べられそうです。
フライ三種もカリっとしてすごくおいしくて、特に甘辛いたれのついたものはぺろりと食べられます。
山女ももちろんいい香りで最高だと思うのですが、ご主人に言わせると「今週までは、産卵などで弱っている魚だから、来週から出てくる山女の方が最高においしいよ。」とおっしゃいます。
この店は4度目なのですが、毎回一日がかりです。ひょっとして夫は来週も片道2時間半かけて「いくぞ!」とか言うのではないでしょうか。