手抜き生活

宝石のようなチョコレート

先日友達にあった時に、今年のバレンタインチョコ作って来たよと言って可愛らしい箱をくれました。

彼女は月一位のペースで、お菓子作り教室に通っています。彼女のスマホに納められた写真を見せてもらうと、とても素人が作ったとは思えないほどの美しさ、センスの良さに心がときめきます。

自分は、今まで料理教室などに通ったりとかはしたことがなかったのですが、一度でもいいから自分でこんなすてきなお菓子を作ってみたいと思い、三年前にこの教室に行ってみました。

先生はフランスのル・コルドンブルーという超一流の料理学校の日本学校を出られた方で、大きな教室ではなく、ご自宅のキッチンを使って少人数での教室を開いてみえます。

ですからたとえお菓子など一見お手軽なものに見えても、2,3時間で出来上がるような作り方ではなく、ほぼ一日かけて最高の材料とプロの技法で教えてもらえます。

初めて教室へ訪れたときは、ピスタチオとベリーを使ったクリスマスケーキを作りましたが、いろいろな下ごしらえだけでお昼になってしまいました。それで、先生が前もって下ごしらえしてくれたパン生地でパンピザを作ってもらえたので、お昼休憩となりました。

そのパンピザも、先生がチョイチョイとはさみで切り込んで焼くと、クリスマスツリーの形になり、ドライトマトやパプリカなどが飾りとなって、これだけでもウキウキするようなランチでした。また、サロンのような先生のご自宅のテーブルの上にピザとお茶が並ぶと、優雅な御馳走になって絵になります。

この時は、レッスン料が6000円で、その他材料代が3000円くらいでしたが、お昼のピザ、ケーキに加えて余った材料でお土産分まであったので、決して高くないなあと満足して帰りました。

でも、丸一日がかりのレッスンは、料理苦手な自分にはちょっときついので、自分はそれきりになってしまっていました。友達はずっと続けていて、会うたびに「これ前回作ったガトーショコラだよ。」などとご馳走してくれるのですが、毎回感動の本格的な味わいです。

今回も会った時に、今年初めてチャレンジした技法で作った、きれいな色付きのチョコをごちそうしてくれました。透明感があってグリーンやブルーなどの色がマーブル上に混ざり合って宝石のようです。

ツヤツヤに輝くチョコの表面は、何かゼリーのようなものが塗ってあるのではなく、テーパリングという温めたチョコを平たい台の上で混ぜながら適温に冷まして練り上げる作業があるからこそ生み出される艶です。

以前自分も教室でチョコを作った時、素材や調理法ごとに適温があるので、テーパリングをしながらこまめに温度を測り、「今だ!」という瞬間で次の作業に入らなければなりませんでした。すごい緊張感の中で作業をしたので、出来上がった頃にはへとへとです。ごまかしなしで料理を作るというのは、こんなに大変なのだとつくづく思いました。

なんだか、またあの緊張感の中で極上のお菓子を作りたくなってきました。

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