手抜き生活

孔雀の鳴き声

先日滋賀県の三井寺を訪れたとき、境内を散策しているとどこかから大きな声で「コーウ‼」という鳴き声が聞こえました。あたり一面に響き渡る鳴き声はどこか聞き覚えがあります。「孔雀の鳴き声そっくりだね。」と言いながら歩いていくと、本当に孔雀数羽が大きな鳥舎の中にいるのが見えてきました。鳥舎の奥の方には卵も見えて、繁殖しているようです。

密教では孔雀明王という孔雀の背に乗った明王として、信仰を集めているそうです。インドの国鳥でもあり、毒蛇を捕らえて食べるので、災いを取り除いてくれるということから昔から尊重されています。というような内容が鳥舎に掛けられた看板に書かれていました。どうしてお寺で孔雀を飼っているんだろうと思いましたが、仏教と関わりがあることを初めて知りました。

自分が毎朝ウォーキングをする公園にも巨大な鳥かご形の鳥舎があり、密教とは全く関係ありませんが、昔から孔雀が飼われています。孔雀が羽を広げることはめったにありませんが、5,6月の繁殖期には頻繁に羽を広げてメスにアピールしている姿を見ます。また、三井寺でも聞こえた大きな鳴き声は特徴的で、この時期自分の存在を最大限主張しているようです。

輝くような体の群青色と独特の羽の色と形は、鳥の王者と言っても過言ではありません。こんな鳥がインドでは野生種として存在していることがなんだか不思議です。

不思議と言えば、この鳥舎の孔雀は40年以上前から既に存在していたので、何代目かなのか、ずっと長生きなのかが疑問になり調べてみました。孔雀の寿命は10~25年だそうで、かなり長生きではありますが、さすがに40年以上ということはなさそうです。

市の公園課の方が時々世話をしてみえるのを見かけますが、もし死んでしまったときはきっと新しく購入するのでしょう。あんなに豪華な鳥だからかなり高いのかなと思って調べてみましたが、意外と安くて2万円ほどだそうです。でも、鳥舎を含め維持費はかなりかかりそうです。

三井寺に孔雀がいる理由は分かりましたが、近くの公園になぜ孔雀がいるのかは未だに謎です。

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