手抜き生活

南インド料理

自分が若いころは、本格的インド料理店はかなり大きな町に行かなければありませんでした。だからインド料理というと、なんだか都会的で憧れの料理を食べに行く特別感がありました。けれども現在は、日本全国かなり地方の町でもインド・ネパール料理の店があります。

よほど日本人がカレー好きなのか、インド人やネパール人のフロンティア精神が高いのか分かりませんが、今や中華料理・韓国料理と共に身近な存在です。

息子が言っていましたが、こういうインド料理店は全国でレシピがほぼ同じなので、どこに行っても同じメニューでの同じ味なのだそうです。そういわれてみればそんな気がしますが、南インド料理とうたっている店はちょっと違うような気がします。

どこでも薄く引き伸ばしたパン生地をかまどで焼いたナンがカレーに添えられますが、南インド料理は細長くてパサパサしたインド米を使います。頼めばナンを出してくれる店もありますが、カレーと米を混ぜ合わせて食べることにこだわっているようです。

そして、先日娘が美味しい南インドカレーの店があるというので、連れて行ってもらいました。東京都港区の田町駅近くの店です。「くいしんぼうの南インド生活」という本を娘が読んで、どうしても美味しい南インド料理を食べたくなって調べて見つけたのだそうです。

11時半開店というので、ちょうどそのちょっと前くらいの時間に行くとすでに数人の人が並んでいます。店はカウンターばかりで少し狭そうなので、もし入れなかったら外でベビーカーでずっと待つのはつらいなと思いましたが、ギリギリ1クール目に席に着くことができました。

ミールスといういろいろな料理がワンプレートに乗った定食がランチの中心で、カレーを2~4品まで選べます。最近自分は小食になってしまったので、娘とメニューを4種類選んで2種ずつのプレートにしました。

店の方は日本人で、料理の食べ方や内容をいろいろ説明してくれました。どちらかというと、日本人がやっている店の方がいい素材でこだわりの作り方をしているような気がするのは偏見でしょうか。

この日のお勧めメニューはほうれん草と牛サガリのカレーと蠣のカレーは追加料金ありです。ほうれん草はペーストになった缶詰ではなくて、少し繊維が残るくらいの煮込みで香りよくサガリ肉との相性抜群です。蠣は昨年あたりから自分だけ食中毒になるなど、体質に合わないことが判明したので、すごーく残念ですが娘が食べました。

チキンカレーも普通の店と違って、なんだか自然な風味がしてとても美味しい、レモンライスとの相性もよくサクサク食べられます。ご飯はお代わりできるのですが、自分の分の半分くらいしか食べられなくて娘にあげました。

店を出る時には更に行列ができていて、この店の人気ぶりがよくわかります。今度は、また違ったメニューを試すのが楽しみになりました。

 

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