手抜き生活

介護食

3週間前生死の境をさまよっていた愛犬ムーンは、見事に復活しました。

病院でいただいていた抗生剤を餌に混ぜて食べさせるのが大変でしたが、その薬がなくなり、以前からの餌だけになって2日目の朝ご飯を完食しました。

ムーンは糞が粘っこくておしりにくっついてしまう体質だったので、以前からサイエンスダイエット社の「肥満傾向の犬用」という種類をあげていました。ぜんぜん肥満ではないのですが、これにはおからのような食物繊維がたくさん含まれているので、糞がコロコロになって出てくるのです。そのかわり、糞の量が食べた餌の量よりも多いのではないかと思うほど大量に出ます。

病気になってからこの餌が食べられなかったので、この2日間は、糞をした後おしりをふくのに追いかけまわす手間がなくなって楽になりました。他のメーカーの犬餌よりかなり値が張りますが、ムーンが長生きなのは多分にこの餌のおかげだと思っています。

けれども、この餌は固い粒場なので、半年くらい前からはいつもお湯でふやかしてから食べさせていました。でも、病期以後よほどうまくだまさないとこの餌を食べてくれなくなったので、ミキサーで粉末状にくだいてお湯で溶くようになりました。

調子の悪いときは、糖分の多いカステラや塩分の入った人間用の鶏ささみ缶詰などを混ぜないと食べなかったので、これも心配になっていましたが、介護食状態になっても定番の餌を食べてくれるようになってホッとしました。

実家の母も、7,8年前に入れ歯にしてからは、ほとんど歯ごたえのあるものを食べなくなりました。もともと柔らかくて甘いものが好きだったので、朝ご飯カステラ、昼ご飯どらやきといった具合です。

火、木、土の週三日は、家に連れて来てカラオケ&晩御飯というパターンですが、何とかたんぱく質やビタミンをとらせたいと思うのですが、なかなか頑固で食べてくれません。

プリンや茶碗蒸しといった卵料理は大好きなので、かに玉汁を作ったらズルズルとすすって完食してくれたので、それに細かい野菜などを入れた介護食を定番とするようになりました。

実家で普段母をみている妹は、そういった介護の準備にも随分疲れてきたので、半年くらい前から、週に一度は介護弁当を取るようになりました。見た目もきれいに盛り付けてあって、食べやすく栄養もあるのでwinwinという感じです。

浮世絵の葛飾北斎や文人画の富岡鉄斎が名作を描いたのは、70、80歳は序の口でそれを超えて90歳くらいの頃が全盛だったそうです。つくづく自分もそうでありたいと願うばかりです。

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