子どものいる風景

三輪車

孫が生まれたばかりで首が座っていなかった頃は、座面が水平に倒せるベビーカーに寝かせて散歩などをしていました。お日様の光を浴びて、孫は気持ちよさそうでした。

その内、散歩の途中で出会う首の座った赤ちゃんが座面を起こして乗せられているのを見かけると、この子ももう少し大きくなったら、ああやって座らせてベビーカーに乗せ、街の中を見せながら散歩をさせたいなと楽しみでした。

間もなくそれができるようになると、今度は三輪車に乗った子を、お父さんが後ろに取り付けられた長いハンドルを操作して散歩している姿が気になりだしました。しっかりハンドルを持ち体を支えられるようになったら、三輪車を買ってあげようと思っていました。

自分の子どもが小さいころにも三輪車に乗せて遊ばせていましたが、現在のような保護者用の長いハンドルなどはなかったので、親はかがみこんでハンドルを持ち、公園までの道のりを押していかなければいけなかったので大変でした。我が家の子育てが終わって数年後位に誕生したこのハンドル付き三輪車が、とてもうらやましかったのです。

そして、先日ハンドル付きの三輪車を購入して乗せてみると、孫は今まで乗せられていたベビーカーから、自分が乗り物の先頭になり、自分の意志で移動しているかのような気分で動く三輪車がすごく気に入ったようでした。我々も腰をかがめずに移動できるのでとても楽ちんです。

でも今日は、近くの薬局へ買い物に行ってから公園へ行こうと思っていたので、外へ行く準備をし、ベビーカーに乗せようとしたのですが、言う事を聞いてくれません。どうしても、三輪車に乗りたがるので、三輪車で出かけることにしました。

ペダルは切り替えができて移動の時にくるくると回るけれども、足をのせればそのまま止めておくことができますが、専用の足のせ台はないタイプです。孫はまだペダルに足をしっかり乗せることができず、ブラブラさせています。あまり速く進めると足を巻き込んでしまうので、ベビーカーの様に早く進めません。

ベビーカーにのせれば10分で行ける店ですが、このときは20分もかかってしまいました。でも、乗っていることに飽きず、ずっと楽しそうだったのでこれもいいかなと思いましたが、次からベビーカーに乗せる時は、三輪車を見せないようにしないといけないなと思いました。

孫との散歩の楽しみのバリエーションがまた一つ増えて、極寒のこの時期でも長い散歩を楽しめそうです。これができれば次はあれ、あれもできればそのまた次という具合で、いろいろな成長の楽しみがありますが、そのうち保護者の助けなしで自由自在に自転車を乗り回すようになっていくのだろうなと思います。そうなったら、もうおばあちゃんの出番はありません。孫の成長も楽しみですが、いつまで必要としてくれるかなと考える寂しさもあります。

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