子どものいる風景

ラ・メール ~津市の美味しいフレンチレストラン~

三重県立美術館の近くにラ・メールというフレンチレストランがあります。住宅街の中にあるので、食べログなどで調べないと見つけられません。3000円を切る価格でコスパが良くてとても上質なランチが食べられます。

以前美術館に行った時、美術館のレストランが満員で近くにないかと探したときに見つけたのですが、とても美味しくて印象が良かったので、今回も美術館に行くついでに予約をして行ってみました。コロナ時代になってからは初めてなので、以前よりも個室のようなパーティションがいくつかおしゃれに作られていて、居心地のいい席ができていました。

店で出されるパンは全て自家製で色々な種類を出してもらいましたがどれも素材の風味が生かされていました。特に最初に出された干し梅のパンは甘酸っぱくて香りが良く忘れられません。

店の名がラ・メール(海)というだけあって、魚介料理が新鮮でおいしいのですが、この日は太刀魚と赤イカのグリルで、香ばしく仕上げてソースにマッチしていました。夫は豚肉のローストでこちらも質のいい豚で、柔らかくおいしくいただきました。デザートまで一つ一つ手を抜いていません。信頼できるお店だなと改めて思いました。

隣のパーティションでは、小さな子供さんのいる若い家族とおじいちゃんおばあちゃんが会食をしていました。誰かの誕生日会だったらしく、料理の最後にはクリスマスツリーのような素敵なバースデイケーキが運ばれてきて子どもたちはとてもうれしそうな歓声をあげていました。

わが家も7,8年くらい前までのおじいちゃんが元気なころは、自分の妹家族と一緒に総勢11人でいつも旅行に出かけたり食事に行ったものでした。合わせて6人の子どもたちも今では大きくなり、みんな揃って出かけることもほとんどなくなりましたが、懐かしい時代を思い出しました。

子どもが小さいころは何かと手がかかり、レストランに行くときも、騒いで他のお客さんの迷惑にならないよう気を遣ったり、我慢が効かなくなった子を連れてしばらく店の外を散歩させて戻ると、美味しい料理も冷め切っていたりしました。早く子どもたちが大きくなってゆったりと美味しい料理を味わってみたいものだと思ったりしましたが、子どもやおじいちゃんおばあちゃんとみんないっしょにわいわい食べていたころが一番楽しかったのだということが、今になってしみじみ感じられます。

自分にも孫ができ、一年後くらいにはこういったレストランにも来られるかもしれないな、と孫たちといろいろなところに出かけることが楽しみです。娘は昔の自分と同じ気持ちなのかもしれませんが。

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