手抜き生活

プレゼント

人との別れの時に、何か縁起のいいプレゼントは?と考えたとき、花などを選ぶことが多いようです。私が転勤した時にも、花束や胡蝶蘭のような長持ちする鉢植えなどをいただきました。花束を抱えると、なんだか自分が主人公になったようで、気持ちが華やぎます。

一度にたくさんの花束をいただくと、家中が花にあふれて贅沢な気分になれますが、根が貧乏性なので、一斉に花がくたびれ始めると、もったいないなあとも思います。

以前素敵な先輩から頂いたものに大判のハンカチがあります。身のこなしが上品な方で「食事に行った時、ちょっと膝にかけると汚れ防止にもなっていいよ。」と教えて頂き、さすがだなあと思いました。でも、その先輩のように気の利いた生活ができない私は、食事に行ってから「しまった、あのハンカチ持ってくればよかった。」と後悔するのでした。

また、別の先輩からは「傘は末広がりで縁起がいいし、何本あってもそれほど邪魔にならないからいいよ。」と聞いていて、今まで何人かの方との別れに傘を選びました。自分が退職するときに「ご本人が欲しいものが一番いいから、プレゼントに何がいいか教えてください。」と言われて「傘がいいな。」と即答しました。

いただいたのは、畳むときに外側が内側に入る仕組みのもので、内側にモダンな幾何学模様の入った素敵な傘でした。雨の日、この傘をさした後畳んで車など乗りこんでも、外側は濡れていないので快適です。

普段は、便利なので、晴雨兼用の軽い折り畳み傘の方を使っています。でもこれは、やや大振りでしっかりした作りなので「今日は一日雨だなあ。」というときのお出かけに使っています。たまに登場するので、いつもプレゼントしてくれた人たちの笑顔を思い出させてくれる宝物です。

プレゼントというのは、何が出てくるのかなとワクワクしながら包みを開けたときに喜んでもらえれば、その役割の8割は済んだものと考えています。その後、その人にとってどんな存在になるものかは、知る由もありません。ただ、送る人ともらう人の双方を想い合うその時の気持ちが大切なんだなと思っています。

 

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