旅行

バンディプル(ネパール)

ポカラとカトマンドゥの中間位に位置するバンディプルは、昔ながらの宿場町という感じで、とても味わいのある町です。古い建物が並ぶメインストリートには、車が入れないのでのんびりと散策することができます。

メインストリートは100メートルくらいしかありませんが、その中心あたりにあるガウン・ガルというホテルに泊まりました。オールド・インと並んでバンディプルで最もおしゃれなホテルだそうです。

町は結構観光客でにぎわっていて、オールド・インは外国人がいっぱいでにぎやかでしたが、同じくらい雰囲気のいいホテルなのにガウン・ガルはなぜか静かな感じでした。こちらの方が料金が少し高いからかもしれません。この2件は他のホテルと比べるとだいぶ宿泊費がお高い感じです。

部屋は昔の造りを生かしてあり、骨董のインテリアなどが素敵です。窓からは、ヒマラヤの山々をはるかに望むことができ、美しい村の様子も一望できます。でも、ネパールでは頻繁にあることらしいですが、部屋のシャワー用のボイラーが調子悪くお湯が出ませんでした。ホテルの人が、厨房で沸かしたお湯をバケツ一杯運んできてくれたので、それで体を洗いました。

晩御飯に隣のオールド・インのレストランに行ってみました。ここも素敵です。

ネパールでは、ヒマラヤ山脈から上る朝日を見に行くのが一つの観光でもあるので、見晴らしのいいトゥンディケル広場に行ってみましたが、10月頃は霧がよく出るらしく、5メートル先もかすんでしまうくらいの状態でした。

あきらめかけていたら、日の出の少し前にスーッと霧が引いていき、雲海に浮かぶヒマラヤを見ることができました。日本の観光地でも雲海を売りにしているところがありますが、どんな状況でも楽しむポイントはあるものだなあと思いました。

バンディプルは標高1000メートルくらいの山の上にあるのですが、メインストリートの奥のほうに進んでいくと山を下る登山道があり、500メートルほど下るとアジア最大級の洞窟があります。ここはガイドブックにも載ってなくて、友達に教えてもらったおすすめスポットです。入り口で料金を払うと、受付の人が懐中電灯を持って中を案内してくれます。(私たちが見学している間は受付クローズドです)有名な観光洞窟と違って通路や階段などは設置されてないので、岩をよじ登ったりするかなりハードでワイルドな行程です。洞窟の片隅には、長年修行を行っているお坊さんが住んでいました。

日も暮れてきたので、帰りは、とてもじゃないけど山を登ってバンディプルに戻れそうにありません。さらに下っていくと、普通の道がでてきてカフェが見つかりました。そこでタクシーを呼んでもらい、お茶を飲んでから車道を通って一度ふもとのドゥムレから回ってバンディプルへ戻りました。

バンディプルはネパールの古き良き時代を思わせる旅を味わえるので、一般のネパール人も観光に来るそうです。日本人はほとんど見かけなかったのですが、ネパールに旅行に行ったら、ぜひ行ってほしいと思います。

 

 

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