昨年九月六日のブログに夫が団子が好きすぎるという話を書きました。その後も、全国から名物の団子が、ふるさと納税として次々と送られてきました。家中の冷蔵庫、冷凍庫、食料保存庫など、あらゆるところに団子があふれていいます。
先日数人の友達と久しぶりに会う機会があったので、常温保存の団子を手土産としてプレゼントしました。「ああ!、これは鹿児島のちんこ団子だ。これはだんごと読まずにダゴと言うんだよ。」と嬉しそうに言います。その友達のおじいさんが鹿児島出身で、いつも団子を食べる度に「鹿児島のちんこ団子はうまかった。」という話を聞かされてきたのだそうです。他の友達も知っていて、名前もインパクトがあるので、結構全国的に有名な団子なのだという事が分かりました。
ちんこ団子は、愛知県で売られている一般的な団子よりやや小ぶりの丸い粒の団子ですが、味はさっぱりとしたほんのり甘辛い醤油味で、馴染の味に近い感じす。
ちんこ団子をきっかけに友達同士で熱い団子談議が始まりました。「家の近くのお好み焼き屋は、お好み焼きは普通なのに団子はめちゃ美味しい。」とか、「コメダ珈琲の姉妹店のおかげ庵は、炉端風に自分で焼くのが楽しい。」とかです。自分はおかげ庵のことを知らなかったので、ネットで調べてみると、自分の家の近くにもあるではありませんか。やったー!これは早速行ってみなければ、と思ってよくよく調べると、同名のデイサービス施設だったのでがっかりしましたが、みんなで、爆笑でした。
尾張と三河の違いがあっても、みな愛知県出身の人間ばかりだったので、団子の好みが似ています。(この尾張と三河の人間は好みがぶつかることが多く、確執は衣食住のいろいろな場面であるのです)「関東にいたときは、コンビニで売ってるようなねっとりした団子に、甘ーい透明な餡がべっとりついたものばかりだから気に入らんかった。」とか、「団子は、やっぱ醤油の風味が効いた甘辛さっぱりタレでなきゃあかん。」「上新粉で外はこんがりパリッとして、中はモチっとしているのがいいんだ。」などなど……。
友達と別れた後も、ライン上で団子談議は続きました。話し合っている時に思い出せなかった、美味しい三重県の団子屋探しが始まりました。「もしかして、この店?」と友達が送ってきたのは、熊野市のお綱茶屋という店でした。調べてみると、なるほど美味しそうで、行ってみたくなりましたが、自分が行った店ではありませんでした。
夫に聞いてみると、すぐに津市の玉吉餅店の団子だという事が分かり、早速友達に知らせました。この玉吉の団子ももちろん美味しいのですが、もち麦を使ったやじろという細長い団子のような粒のあるモチのような食べ物が絶品です。焼きたてを頂くと、小食な自分でもあまりの美味しさに、5本くらいぺろりと食べてしまうので、体に毒な食べ物です。
そんな話をしていると、夫の団子好き魂がうずいてきて、やはり団子焼き器を取り出して団子を食べることになりました。
SNSでも、結構和の味が見直されているようなので、新たな団子店を探す旅もまたいいなと思います。
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