地球上にはどんなに未開の地や大自然でも、人類未踏の地などはほとんどないと言われています。自分がウォーキングをする河川敷も川、鳥、草木などに囲まれ、自然を感じることができる貴重な場所ですが、大部分が人工的に作られた環境です。
10月から11月にかけて、河川敷の一部はススキが一斉に穂を広げ、穂が風に揺れると一斉に浪打ってまるで海原のようになっている風景を眺めながら歩くのが好きでした。
けれども、河川敷の治水工事に伴って、ススキ野原は全て刈り込まれて側溝を作る工事が始まりました。堤防も通行止めの看板が立てられ、歩くことができなくなってしまったので、ちょっと物足りない思いでウォーキングをしています。
あと半年後、工事が完了したら、自然が感じられなくなってしまう河川敷になるのか半分不安で、半分は歩きやすくて快適になるかもという期待ももって工事を眺めています。