手抜き生活

キャンセルカルチャーの怖さ

キャンセルカルチャーとは、人が社会から一目置かれるような立場に立ったり目立つことをすると、その人について現在あるいは過去の行いに反リベラル的な行いを見つけ出した別の人がネット上などで批判し、その情報が大きく広がり、その影響のためにその人の社会的地位を脅かしたり心的に追い詰めたりすることだそうです。

東京オリンピックに関わった人たちが、キャンセルカルチャーの渦に巻き込まれその立場を去らなけれならなくなった件についての考えを、作家の橘玲氏の日々刻々というブログ「東京五輪の開催直前に起きた大騒動はこれからも続く?(後略)」で読みました。

それまで「あの人たちが辞任するのは仕方ないのかもしれないけれど、どんなに古い出来事でも、人が犯した罪は生涯(あるいは未来永劫)許されないものなのか?。」と何となく腑に落ちないような思いがしていましたが、キャンセルカルチャーの存在を全く知らなかった自分は橘氏のブログを読んで「そういうことだったのか。」と事の背景の一端を知ることができました。

リベラルな考え方を極端に追及していくと、こういう考え方になってしまう人たちが相当数いるということは、ちょっと怖いことだなと思います。リベラルという言葉自体、自分の思考回路の中にはほとんど出てこないものですが、考え方自体は賛同できるなと思っていました。でも、リベラルな考えを突き詰めていくと、こういった矛盾点まで現れてくるということを知り、自分なりの考え方を持つことの難しさを感じています。

 

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